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「どくとるマンボウ」北杜夫さんが死去 (1/2ページ)

2011.10.26 12:48
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「どくとるマンボウ」北杜夫さんが死去

亡くなった北杜夫さん【フォト】

 「楡家の人びと」などの純文学のほか、ユーモアあふれる「どくとるマンボウ」シリーズでも人気を集めた作家で日本芸術院会員の北杜夫(きた・もりお、本名斎藤宗吉=さいとう・そうきち)さんが24日午前6時2分、腸閉塞のため東京都内の病院で死去した。84歳。東京都出身。葬儀・告別式は親族のみで行う。喪主は妻斎藤喜美子(きみこ)さん。

 体調を崩して23日に入院した後、容体が急変したという。

 歌人斎藤茂吉の次男。旧制松本高校、東北大医学部を出て、医師として働くとともに、学生時代に読んだ父の歌集やトーマス・マンの影響を受け、作家を志した。

 「幽霊」などの小説を発表する傍ら、船医として調査船に乗り組んだ体験を基に書いた1960年の「どくとるマンボウ航海記」で人気作家に。同年、ナチス支配下の精神科医の悲劇を描いた「夜と霧の隅で」で芥川賞を受賞した。

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