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【プロ野球】巨人 拙攻、拙守で土俵際2011年10月30日 紙面から
◇セ・CSファーストS第1戦 ヤクルト3−2巨人これだけスキを見せては白星も逃げていく。最大級の集中力で臨むべき短期決戦の初戦。原巨人は拙攻、拙守が絡む失点に加え、継投策も裏目に出て逆転負け。原監督は「1イニングの中でエラー、四球があると、しんどいものはしんどい」と乗り切れなかったレギュラーシーズンと同じような試合展開に表情を険しくした。 1勝4敗2引き分けと鬼門の神宮。1つのスキも命取りになりかねない戦いだった。しかし、序盤に何度も好機をつかみながら、奪った得点は4回の1点だけ。6回の失点は失策絡み。神宮で苦しんだ原因はまったく修復できていなかった。 何よりも大きなスキは沢村から高木への不可解な継投だった。「最も重要なのは初戦」と決意を語っていたのは、ほかならぬ指揮官。しかし、5回まで73球で1失点と好投していた沢村に6回2死二塁の攻撃で代打を送り、試合の主導権を自ら手放してしまった。 「(2番手の)高木はこの状況での最善策」と原監督は振り返ったが、ヤクルトベンチに心の余裕を与えたことは想像に難くない。川口投手総合コーチが「もっと引っ張る(続投)ことも考えたけど、打線を優先した。監督の決断だが、僕としては引っ張りたい気持ちはあった」と振り返っても後の祭りだった。 我慢比べに耐えきれず、攻撃に転じた結果が逆転負け。「どうあれ、明日(30日)があるわけですから。切り替えて頑張ります」と原監督。レギュラーシーズンの6連勝フィニッシュも完全に吹き飛び、たった1つの敗戦で早くも土俵際に追い込まれた。 (井上学) PR情報
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