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【プロ野球】

ダル 早め交代裏目

2011年10月30日 紙面から

◇パ・CSファーストS第1戦 西武5−2日本ハム

 敗戦の瞬間をベンチから見つめたダルビッシュは、淡々と振り返った。「なんとか抑えてほしかったけど(武田)久さんなんで仕方ないです。(交代機については)今言うことじゃない」。中17日での先発で7イニング1失点。1点リードを保ったまま救援陣にバトンタッチしたが、9回2死から守護神の武田久が同点を許すと、延長11回に勝ち越されて逆転負け。日本ハムは絶対エースを立てた初戦で大誤算の黒星スタートとなった。

 中4日で登板するファイナルステージを見据えた早めの交代が裏目に出た。7回終了時点での球数は101球。今季は145球を投げたこともあり、続投の選択肢もあった。だが、梨田監督は「(8回を投げた)増井、武田久は当然信頼している。先のことも考えなくてはいけないし、迷いはなかった」と強調。こだわってきた勝ちパターンを選んだだけに、痛い黒星にも潔かった。

 ダルビッシュは昨年までCSでは登板5試合で全勝。1完封を含む4完投勝利と圧倒的なピッチングを見せてきた。この日も最速155キロを記録。自身も「調子は良かったので飛ばしていった。相手の対応を超える球が投げられた」と分析するほどの絶好調だった。それだけに、なおさら取り逃がした白星が痛い。土俵際に追い込まれた第2戦は左腕エース武田勝が先発する。CS敗退時点で退任となる指揮官は「いつも通りやるしかない」と懸命に前を向いた。 (臼杵秀之)

 

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