元受刑者の男性が、拘置所内で刑務官だった男性から暴行を受けたとして、国を相手取り、慰謝料など1080万円を求める裁判を起こしました。
原告男性:「仮釈放を人質に取って、どうせ言えないだろうとずっと(暴行が)行われてきた」
訴状によりますと、元受刑者の男性は東京拘置所で服役中だった2008年5月から約10カ月間にわたり、看守部長だった男性からほぼ毎日、腹や顔を殴られるなどの暴行を受けていたということです。男性は、「拘置所が暴行を防ぐ措置を取らなかった」「不眠に追い込まれるなど身体的、精神的苦痛を被った」として国を相手取り、慰謝料など1080万円を求める裁判を起こしました。この元看守部長は、拘置所内で原告の男性を含む受刑者4人に暴行したなどとして今年5月に有罪判決を受け、確定しています。