弟の遺体を自宅床下に遺棄したとして、埼玉県警は29日、牛丼チェーン「すき家」への強盗未遂容疑で逮捕・起訴されていた同県川越市砂新田、元アルバイト、児玉一男被告(33)を死体遺棄容疑で再逮捕した。県警によると、児玉容疑者は「弟を殺害して床下に埋めた」と供述しているといい、殺人容疑でも調べる。
再逮捕容疑は、昨年7月21日午前、木造3階建て自宅1階の自室の床下の地面を掘り下げ、実弟で会社員の英男さん(当時30歳)の遺体を埋めて遺棄したとしている。
県警は今月8日、9月に同県朝霞市内のすき家に包丁を持って押し入り金を奪おうとしたとして児玉容疑者を逮捕。使用していた車の名義人だった英男さんの所在を追及したところ、遺棄を認めたという。遺体はこの日、白骨化した状態で見つかった。児玉容疑者は英男さんと母親(63)の3人暮らし。英男さんが昨年7月20日夜に仕事から帰宅した直後に行方不明になったとして母親から捜索願が出ていた。【飼手勇介】
毎日新聞 2011年10月29日 21時16分(最終更新 10月30日 0時39分)