'11/10/30
利便性向上へ 虹村大橋開通
黒瀬川をまたぎ呉市広多賀谷1丁目と阿賀南1丁目を結ぶ虹村大橋が29日、開通した。現地では記念式典が開かれ、出席者や住民が渡り初めして祝った。近くを通る国道185号の渋滞緩和や、近接する工業団地の物流機能向上への期待がかかる。
式典は橋の広多賀谷側であり、市や工事関係者たち約100人が出席した。小村和年市長は「国道の渋滞緩和とともに、広・阿賀地区の発展に役立つと期待している」とあいさつ。呉高吹奏楽部の記念演奏もあった。
テープカットの後、出席者や住民たちが渡り初めし、正午から車の通行が始まった。
虹村大橋は全長245メートル、幅10・5メートルで片側1車線。北側に3・5メートルの歩道を備える。市が2006年に着工し、総事業費は約59億円。市道阿賀虹村線の一部になる。
阿賀地区側は建設が進む東広島呉道路の阿賀インターチェンジから約350メートル。虹村工業団地や阿賀マリノポリス地区へのアクセス向上も見込まれる。
【写真説明】記念式典でテープカットする小村市長(左から3人目)たち