皇太子さまiPS視察 京大・山中教授ら研究説明
国民文化祭に合わせ京都入りされている皇太子さまは29日午前、iPS(人工多能性幹)細胞の研究を視察するため京都市左京区の京都大iPS細胞研究所を訪れ、所長の山中伸弥教授から説明を受けた。
皇太子さまは山中教授らの案内で、iPS細胞の作製作業の様子や遺伝子の解析機器などを見て回った。オープンラボでは顕微鏡をのぞき、心臓の細胞に成長させたiPS細胞が拍動する様子を観察した。心筋症患者から作ったiPS細胞で病気の仕組みを解明する研究を行っているとの説明を聞き、「治療にも役立つのですね」と話していた。予定になかった若手研究者との懇談もあった。
視察終了後に山中教授は「研究の発展と研究者を気遣う言葉をいただき感動した」と述べた。
【 2011年10月29日 13時16分 】
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