究極バーサークズVS至高ヴェルセルクズ
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 横断歩道を渡るおばあちゃんの荷物を持ってあげている、ハンマーで殴ったくらいじゃ転ばなさそうなほど姿勢の良い大柄な好青年が、私の方に気付いて手を振りました。
 おばあちゃんにお礼を言われ、素敵な誠実スマイルでそれを応対した好青年は、普段より割合加速気味の足取りでこちらに向かってずんずん進むと、ハーブの香りと一緒にわたしに向かって言葉を吐き出しました。
 「おかえりなさい芥川さん。今日は遅くなりましたね。家まで送りますよ」
 近所でもないのにわたしの帰宅時間を知っているこの人は、七ヶ月と十三日間わたしのストーカーをしている中本くん。家で十七匹の爬虫類を飼っていて、ヘビやカエルが生きたマウスを捕食する動画を週に二回ネットに投稿することを日課にしているらしいです。仕事は(まだ)法的に認められている植物の根の密輸入、趣味は自慢のデジタルカメラでわたしの生写真を撮ること。一日に最低十六回は撮影しないと落ち着かないそうですよ。
 それからわたしは、一度も教えたこともないのにわたしの住むアパートの場所を知っている中本くんに、アパートの前まで送ってもらいました。「それではごきげんようさようなら」キメ顔でそう言って立ち去りました。
 中本くんが一応姿を消したのを確認してから、わたしはがアパートの階段を登りはじめました。二階の踊り場まで来たところで、背後から張りのある声が聞こえてきました。
 「あの。これ、落としましたよ」
 怜悧な声でそう言ってきらりと眼鏡を光らせたのは、スマートな体つきで頭の良さそうな顔の村上くん。このアパートで一人暮らしをしている国立大学の学生。自分で学費を稼ぎながら勉学にいそしみ、勤勉な人柄でアパートのみんなから慕われています。将来の夢はクリーニングショップの店員になることと、主に下半身を撮影するDVDに男優として出演すること、趣味は女装とストーキング。わたしのベランダからまだ湿った下着を持ち帰り、綺麗に洗いなおして届けてくれる素敵な男性です。
 「そうですか。申し訳ありません」
 どうやらハンカチを落としてしまっていたようです。自分は一階に住んでいるのに、なんでか二階の踊り場で立っていた村上くんから受け取ったハンカチは、そこはかとなく生暖かく、何やら短めの縮れ毛が三本ほど付着していました。
 「いいえ。お気になさらず」
 村上くんはクールな声でそう言って颯爽と身を翻しました。わたしはすぐに自分の部屋に戻ると、今日中本くんと村上くんにしてもらった親切な行いを思い出し、二月前から雇っている私立探偵に電話をかけます。
 ふと窓の方を覗くと、アパートの下でどういう訳かこちらに向かってカメラを向けている中本くんが、突如としてやってきた村上くんと、お互いの人格そのものを否定するかのごとき罵り合いを始めるのが見えたので、わたしは静かにカーテンを閉じました。

 私立探偵の証言によると、中本くんと村上くんがお互いの存在を知って諍いを始めたのは今から一ヶ月前のこと。
 それはある日、日々の日課にしたがって村上くんが、わたしの部屋のベランダに忍び込んだ時のこと。わたしの部屋のトイレでくんだ水で炊いたお米をお茶碗によそい、程好く湿ったわたしの下着をその上に乗せ食事を始めた村上くんを、二十万円のデジタルカメラを持って突撃して来た中本くんが撮影したのがことの始まりです。
 芸術的精神に基づいた文化的活動の一環として、女性の私生活の隠し撮りを慣行しようとしていた中本くんでしたが、村上くんの姿を見付けたことで予定を変更。町の平和を間持つ善良なる一市民として、家宅訪問の証拠写真を警察に持ち込もうとした中本くんでしたが、その類まれな洞察力でそれに気付いた村上くんが即座に中本くんの自宅に侵入。ワシントン条約をぶっちぎった爬虫類が飼育されているのを発見し、それを誘拐すると同時に隠滅不能な証拠を獲得することに成功。拮抗状態を発生させました。
 お互いの破滅に繋がる情報を持った中本くんと村上くんは、お互いのことを始末しようと、三日に四回の割合でアスファルトの上でインファイトを繰り広げているという話です。

 このまま状況を放置していれば高確率で死人が出ることに気付いたわたしは、どうにかしようと私立探偵に相談しました。それに答えた私立探偵曰く、自らの存在のことごとくを愛というロマンスに注ぎ込んだ狂戦士を力ずくで止めるのは不可能であり、仮に殺害したところで、怨霊となってわたしの首筋や内腿あたりを飛び回ることになるということでした。
 愛に生きるべく、モラルと常識とかけがいのない何かを捨て去った狂戦士を止める為には、もっと根本的なところで彼らを挫いてやらねばなりません。その為に必要なのは彼らの心のよりしろを絶つことです。具体的には、尻の穴にスーパーボールを十個詰め込む一発芸を披露するおっさんが、裸足で逃げ出すくらい滑稽で無様な行いを、二人の前でしてみせることが有効だというのでした。
 確かに二人が幻滅してわたしのストーカーでなくなれば、彼らの諍いもなくなるに違いないのですが、しかしそのような滑稽な行いなどいくら考えてもわたしは思いつきません。困っているわたしに私立探偵が鼻息荒く提案したのは、以下のような滑稽な行いでした。
 まず、大人気アニメ「魔女っ子チェリーちゃん」の主人公のコスプレ衣装の要所をハサミで切断し、下半身ジーンズ上半身下着のみという格好の上からそれを着用。マジカルステッキの代わりにバールのようなものを手に取って、二人の狂戦士の前で変身。マジカルパワー全快で必殺技を放つというものでした。
 個人的な用があるということで二人を人気のない路地に呼び出し、本当にそんなんで良いのかと思いながら、藁にもすがる思いでわたしは全力でそれを行いました。「マジカルチェリー、メークアップ!」叫んでいそいそと二人の前で着替えを行い、バールのようなものを振り回してガラス窓を二枚割ってから「チェリーストライク!」絶叫し、ほとばしるマジカルパワーによって二人のハートを冥王星の彼方まで吹っ飛ばしてみせました。
 すると二人は顔を見合わせ、二十六秒ほど停止したところで、歓喜の笑みでこちらに向かって突撃しました。この世に存在するありとあらゆる幸福をその身にし空も飛べそうな表情で、気持ち三センチ程地面から浮いてこちらに向かって飛び込んでくる二人をマジカルステッキで殴り倒すと、わたしはあまりの恐怖に泣きながら路地裏を脱出しました。
 動物園から逃げ出したノイローゼのキリンを見るような人々の視線から逃れるわたしに、どこか上気した息を放つ私立探偵が優しく声をかけました。「良かったよ。最高だ」バールのようなマジカルステッキで探偵の頭を殴りつけ、詐欺だ詐欺だと貯金を失ったショックで精神病を引き起こした幽閉患者のように叫びながら、帰り着いた家には中本くんと村上くんが先回りをしていました。
 窓を割って侵入した二人は、チェリーを毎週に渡って誘拐することに定評のある悪役「触手魔人」の格好で、わたしの部屋の机に仁王立ちしお互いの首を絞めあっています。わたしは素早くマジカルバルサンを散布すると、全力でこちらに向かってくる二人の触手魔人を相手に、泣きながら逃走を図りました。

 二人の触手魔人が国家権力によって速やかな退散を余技なくされた、その日からいくばくかの時が経過しました。
 近所を歩けば町の子供たちから「あ。チェリーのお姉ちゃんだ!」と指をさされる生活も、時間がたてば慣れるものです。アパートの住人からは、温室に放置したゆで卵のような生温い瞳で見守られ、わたしは健やかな毎日を過ごしていました。
 中本くんと村上くんの二人に関しては、私立探偵が自ら説得に赴いてくれたらしいです。侃々諤々の話し合いは二日二晩白熱し、その結果として、私立探偵と中本くんと村上くんの三人は、週末は一緒に飲みに行く仲になったのだそうでした。争いがなくなってよかったです!
 ひょんなことから生まれる世代を超えた友情に深い関心を覚えつつ、わたしは良い引越し先を見付ける為、インターネットの通信講座を始めてみました。可能な限り離れた人気のない立地で、できれば深夜の内に速やかに引越し作業を済ませられるのが良いですね。すぐ近くに警察の派出所があってくれれば、尚良しといったところです。
田吾作 
ZM099052.ppp.dion.ne.jp

2011年10月29日(土)00時12分 公開
■この作品の著作権は田吾作さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
 田吾作というものです。
 自分が本当に好きなものをかけない内は、作家は続けられないと思います。


この作品の感想をお寄せください。

2011年10月30日(日)03時18分 一閃  -30点 wb89proxy06.ezweb.ne.jp
ちょっとだけ失礼します。

ご意見は理解しました。討論の場でもないのでこれを最後にしますが、気になったことを少しだけ。
要するに、とにかく楽しく書き続けたい、自分を見て共感してもらいたい、と言うことですか。
であるならば、ここは作者様の求める場所ではないような気もしますが。
ここは鍛錬投稿室ですよ。プロになるため、ならないにしてもお互いにより良い作品を作るために切磋琢磨しあう場所だと理解していますよね。
今までの作品も読んできてわかったことは、作者様は読者からの指摘を取り入れる気があまりないのではということ。前作へのレスなしも含めてです。それもこの返信で確信しました。
ここ数年はもうかなり薄れてしまっていますが、決して馴れ合いの場ではないのです。むしろそうなってしまっては読者としても悲しいです。
馴れ合いと優しさはまったく別物です。作者様だけではないですが、頭の隅にでも置いておいてください。
せっかく実力をお持ちなのですから、自分ばかりでなく読者を意識した作品を書いてほしいです。
「書きます」ではなく、そうしないように工夫する努力もしてほしいものです。

※追記です。
ご友人とのことですが、色々と不自然な点が目立つので疑われるのでは?
パソコンを共有するほどの仲ならば、結構親密なはずなのに、これほどの筆力差があるのはなぜなのか。作者様の作品を読んでいるのなら、ある程度は書けるはずなのですが。しかも、なぜ作法までまったく守っていないのでしょうか。パソコンを共有する仲なのですよね。普通なら投稿される前に作法くらいは指摘をしませんか……?
そもそもなぜパソコンを一度だけ共有? しかも一度だけで一切姿は現さない……。
大変失礼かもしれませんが、社長さんに人間味をあまり感じないと言うか、すごーく適当な感じを受けるのですよ。語彙や分量をあからさまに作者様と対比させているようにも感じます。疑われるのは必然ですし、自分から「友達です。信じてください」と言うのも変です。
今までも沢山の自作自演を見てきました。規約違反を犯した方はいずれもしんどい思いをされていると思います。たとえ違うにしても、気をつけてくださいね。
疑われることはしないにこしたことはないです。

以上です。
駄文失礼いたしました。

pass
2011年10月30日(日)02時35分 フォースシールド  wb60proxy06.ezweb.ne.jp
私は2ちゃんねるは見ません。恥ずかしい話ですが見る方法を知りません。社長様と田吾作様が同一人物だとも思っておりません。
2ちゃんねるには田吾作様に何か悪い噂でもあるのでしょうか?
暇があれば調べて覗いてみたいと思います。

そのようなこととは無関係に前作の田吾作様の態度を見れば不快感を持つ方が少なくないと思うのですが、いかがでしょう。


あなたに貴様などと呼称される覚えはありません。
謝罪してください。


pass
2011年10月30日(日)02時03分 田吾作  作者レス ZL165002.ppp.dion.ne.jp
 貴様……セカンドチャンネラー秘密組織の回し者だな……。
 すいませんw 流れる前にやっときます。後社長はマジでただの友達なんで信じてください。

pass
2011年10月30日(日)01時57分 フォースシールド  wb60proxy04.ezweb.ne.jp
なぜ前作「泣かないでマースタ」への感想にレスをされないのでしょう?
ae様への失礼なレスを最後に他の方を無視されているようにも見えるのですが。

今からでも遅くはありません。
恐らくはご友人の社長様もお待ちしております。
では、田吾作様の今後を期待しています。

pass
2011年10月30日(日)00時03分 田吾作  作者レス ZL165002.ppp.dion.ne.jp
 ペン様。読了ありがとうございます。
 おもしろがってくれたようで本当に嬉しい限りです。30点三人0から10点二人マイナス二人と、見事に「良かった」「悪かった」「どうともない」と色んな反応のうかがえた今作ですが、少ないといっても楽しんでいただけたという方がいるならば、書き手冥利に尽きるというものです。
 小説っていうのは人間性とかと一緒で、伝わる人には伝わってそうでない人には伝わらないものだと思います。もちろん、小説だって人間性と一緒で磨けば色んな人に認めてもらえるようになりますし、本質は変わらなくても一般に通用するやり方を身に付けていけるものだと思います。自分としてはそういう八方美人なものも書いていけたらなと思うのですが、やっぱり本当に書き手としての幸せを実感できるのは、こういう好みの分かれる好き放題な作品ですね。ストーカーっていうのは個人的に、めちゃくちゃおもしろくて愛らしいガジェットだと思うのですよ。
 感想ありがとうございました。

pass
2011年10月29日(土)23時56分 田吾作  作者レス ZL165002.ppp.dion.ne.jp
 龍文字様。読了ありがとうございます。
 ストーカー二人のキャラ付けについては、おっしゃるとおりだと思います。彼らストーカーコンビはどうしたって同じ行為を行う兄弟ですから、言ってしまえば二人で一人のキャラクターであり、作品世界において一つの魂を共有せざるを得なくなってしまった部分があるのです。その所為でこのとおり、設定だけちょこちょこ変えても言動が途中から完全にシンクロしてしまったのです。
 この二人のいさかいをもっと具体的に描写していけば、それぞれの個性も描くことができたと思います。後半からの行動が趣味全開で普段とのギャップを見せていけないというのは、ぶっちゃけ言われて初めて気付きました。面目ない。この改善点については、具体的な対策を何一つ思いつかない状態で、本当に情けない限りです。
>そういう3人を、
>冷めた様な温かい様な眼差しで観察する主人公の語り調の文章も、読み易>くとても良かったです。
 嬉しいです。ありがとうございます。自分的には、この二人のストーカーと探偵と主人公には、いつまでも愉快で無様で滑稽なすったもんだを繰り広げていて欲しいものですね。
 感想ありがとうございました。



pass
2011年10月29日(土)23時45分 田吾作  作者レス ZL165002.ppp.dion.ne.jp
 datdat様。読了ありがとうございます。
 主人公の扱いにはちょっと迷いましたね。モデルはあるのですが、それに忠実にしようとすると二人のストーカーを笑顔で弄ぶ天使な悪魔となってしまって、二人のストーカーが小物化してしまうのではないかという懸念があまして。結局回答を見つけられないまま書き上げてしまって、人間的な何かを探すのが難しい能面面な人物になってしまったのだと思います。
 掌編にするとしても後六百文字ほど余白がありますし、それを使ってストーカー二人に追いまわされて恐怖する少女の心理を描けば、物語の洒落にならなさが上昇するし良いんじゃないかなと思います。指摘とアドバイス参考になりました。
 感想ありがとうございました。

pass
2011年10月29日(土)23時42分 田吾作  作者レス ZL165002.ppp.dion.ne.jp
 一閃様。読了ありがとうございます。
 御箴言痛みいりました。確かに小説家がエンターティナーであるからには、読者の求める需要にあわせていく努力を放棄してしまう訳にはいきません。それがより良く評価される為の行為であり、一つの真心の形なのだと思います。
 しかし私はこうも思うのです。私達創作家というのは人に楽しんでもらえるものを目指すと同時に、自分自身の意思と誰かに伝える存在でもあると。作者は読者に対して自分の気持ちをぶつけます。ぶつけたいんです。恥ずかしいくらいの笑われるくらいのどうしようもない感情を、誰かに伝えたいから発表をするのです。当然、読者にはそれを拒む権利があります。たいてい、それは拒まれるでしょう。ですが、より多くの気持ちを人により多くの人に伝えようと思ったら、必要なのはやっぱり真心というか、包み隠さない丸裸な言葉であり、気持ちの篭った作品なのだと感じるのです。
 人に楽しんでもらう為の作品を書こうと思ったら、私はどこにでもありふれたような、何の意味もなく恋人が死んじゃったり、何の脈絡もなく女の子が主人公に懐いたりする作品を書きます。そういったものを発表することもありますし、些細な褒め言葉をいただくこともありますし自信にもつながります。ですがそんなことの繰り返しでは、私は発信するべき気持ちを失ってしまうのではないかと思って、難しい顔をせずに笑顔で書いて、笑顔で発信できるものを書きました。それがこんなくだらない作品だったのですから、自分でも少々首を竦めてしまうのですが。
 読者のことを考える。すばらしいことだと思います。ですが、小説を書くというのは、作者が読者に自分のことを少しでも良いから分かってくれと、見苦しく手足を振り回し駄々をこねることでもあると私は思うのです。
 感想ありがとうございました。

pass
2011年10月29日(土)23時25分 田吾作  作者レス ZL165002.ppp.dion.ne.jp
 インド洋様。読了ありがとうございます。
 ひでぇw きめぇw イカれてやがるwww その手の台詞を聞きたくて、とびっきり愉快でおかしな人達の話を書かせていただきました。
 物語の世界においては何をやっても自由です。創作上のモラルなんて言葉は究極的にナンセンスだと思いますし、滑稽な人を書くならば見方次第でどれだけ不快になろうとも、とことん無様な姿を演出していく所存です。
 どこまでも下品でどうしようもない人達ですが、インド洋様にとって彼らが「愛すべきバカ」であることを祈るばかりです。
 感想ありがとうございました。

pass
2011年10月29日(土)23時20分 田吾作  作者レス ZL165002.ppp.dion.ne.jp
 。。。様。読了ありがとうございます。
 ストーリー性がないように思われたのは単純に残念に思います。自分はキャラクター性にこだわらない(こだわれない)掌編だからこそ綺麗にまとまったお話構成が重要だと思っているので、くだらない作品程鮮やかな起承転結を意識しているのですが、それが伝わらなかったのなら残念です。
 起「二人のストーカー」承「探偵の助言」転「マジカルパワー不発」結「探偵とストーカーが仲良くなっちゃう」
 というのがこのお話の大まかな筋書きです。この作品の一番の欠陥は「不幸にもストーカーに見舞われたヒロイン視点での物語ではない」ということなのだと思います。彼女はあくまで傍観者であり、話の軸ではないですから、物語の緩急でカタルシスが与えられないというのがどうしたって脚を引っ張るのでしょう。
 ギャグがあわなかったというのは残念です。この作品のスタイルそれ自体に対する批判になって来ますので、私としましては別の作品を読んでいただければとしか口にできません。経験を磨くことで、。。。様は無理でも多少なりカバーできる読者の範囲はあげられると思うのでがんばりたいと思います。
 感想ありがとうございました。

pass
2011年10月29日(土)23時09分 田吾作  作者レス ZL165002.ppp.dion.ne.jp
 にとろ様。読了ありがとうございます。
 いよっす兄弟。冒頭から高得点くれてありがとうよ。ぶっちゃけどうなることかと思ってたから、分かってくれる人もいるんだと安心したぜ。
>わたしの部屋のトイレでくんだ水で炊いたお米をお茶碗によそい
 自分としても相当に気に入っている文章です。ぶっちゃけ告白しちゃいますと、このネタにとろ様がなんかの作品の感想に書いてた「作者様と幼女のおしっこで炊いたごはんを囲んで話をしたい」というフレーズから来ています。作品全体の変態っぽさを一定にまで持ち上げられたのは、あまりにもインパクトの高いこのネタがあったからこそなので、その点については非情に感謝すると共に、にとろ様にはある種の尊敬を禁じえません。
 感想ありがとうございました。

pass
2011年10月29日(土)16時00分 pen  +30点 move-121.enjoy.ne.jp
どうも、ペンです。

ぐっ・・・ストーカーをこれほどまでに面白く書けるとは! 脱帽です。
中本君と村上君、外見はナイスガイなのに中身が残念すぎていけてます。ある意味安心じゃないですかね、こういうストーカーにいてもらえれば他の犯罪者は絶対近づいてこないし。
いや、どうもオタ臭い探偵も最後は仲間入りしましたけど、キモはやはりこの二人ですよね。楽しかったです、同属嫌悪の首絞めあい。

<この世に存在するありとあらゆる幸福をその身にし空も飛べそうな表情で、気持ち三センチ程地面から浮いて

愛のゆえに超能力も身につけたのですね。分かります。触手魔人が出る辺りこれは深夜枠のアニメと見ましたがいかに?

賛美分かれる作品だと思いますが、私は+評価で。



1

pass
2011年10月29日(土)15時22分 龍文字  +30点 KD119105195028.ppp-bb.dion.ne.jp
読ませて頂きました、拙い感想ですが。

凄く面白いと思いました。
中本くんと村上くん、私立探偵のキャラクターが良かったです。
おばあちゃんに親切であったり、働きながら学費を稼ぐ勤勉な学生であったりと、
趣味とのギャップで、普段の真面目な性格が描かれていたのが特に良かった所です。
後半は趣味全開、爆走の二人でしたが、この真面目さを随所に盛り込むと、
変態性がさらに浮かび上がって来てより面白い作品になると思いました。
あと、二人ともストーカー趣味な訳ですが、何かもう少し違いと言うか、
趣味への拘りみたいなものが見たかったかな。彼女(?)の何に魅かれてストーキングするのかという点に違いが見られれば面白そうです。

>わたしの部屋のトイレでくんだ水で炊いたお米をお茶碗によそい、程好く湿ったわたしの下着をその上に乗せ食事を始めた村上くんを、二十万円のデジタルカメラを持って突撃して来た中本くんが撮影したのがことの始まりです。

この出会い方、面白かったです。お互いフリーズしそうですね(笑
私立探偵もかなり怪しい感じの人ですね。
そういう3人を、
冷めた様な温かい様な眼差しで観察する主人公の語り調の文章も、読み易くとても良かったです。

それでは、次回作も頑張って下さい。
1

pass
2011年10月29日(土)14時34分 datdat  0点 ksechttp213a.sec.nifty.com
拝読させていただきました。
下着姿で寝ていたら』風邪を引いてしまったdatdatです。


登場人物が全員狂っていますが、一番狂っているのは主人公……だと思ったのは私だけでしょうか?
なんというのでしょうか、狂った視点から狂った奴等を描写していたから、インパクトが小さく感じました。


稚拙な感想はこれぐらいで私は失礼させていただきます。
創作活動頑張ってください。

1

pass
2011年10月29日(土)13時11分 一閃  -30点 wb89proxy02.ezweb.ne.jp
一閃と申します。

この作品に共感できないことが少し悲しくもありますが、とりあえず笑える箇所はありませんでした。

オチはどうなっているのでしょう。
かなりなげやりな印象を受けたのですが、どのような狙いがあったのでしょうか。

コメントに書かれていますが、私はむしろ、読者にどう楽しんでもらえるか、自分と読者の価値観や距離感をどう縮めていくか、そこに対する努力や忍耐の方がずっと大切だと思うのですが……。

自分が書きたいから書くだけなら、投稿する必要すらないと思いますよ。投稿して読者から意見をつのり、それによって本作を良くするにはどうしたらよいかを考えるおつもりなら問題ないとは思いますが。
とりあえず感じたのは、読者への愛は皆無で、自分への愛に満ちたそれこそ自己満足の域に踏み込んだ作品というものでした。
実力があるかどうか、経験が長いかどうかは、読者に対しての配慮の多少には関係ありません。
もう少し読者のことを考えてくださればと思います。

以上です。
駄文失礼いたしました。
8

pass
2011年10月29日(土)10時16分 インド洋 dIe1A1rqVw +10点 FL1-125-197-218-59.tky.mesh.ad.jp
 おはようございます、インド洋と申します。
 拝読させていただきましたので以下に感想を。


 「ひどい」が褒め言葉になる作品ですね。
 ちょっと下品すぎて受け入れられない部分もありましたが、全体通して個人的にけっこう好みの作品でした。

 良い引越し先が見つかるといいですね……。


 ではでは〜

1

pass
2011年10月29日(土)01時11分 。。。  -20点 nttkyo908129.tkyo.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp
 本作を拝見したのでせっかくなので簡単な感想を書いてみます。

・終始カオスなノリで進む作品でした
 なんかよく分からないのですが愉快な作品でした。

・読みやすい文章でした。
 変に気取った表現がなく、物事が淡々と書かれた非常に読みやすい文章でした。

・ストーリー性がまったくないのが作風にあっていて高評価です。
 カオスな設定を書き連ねるだけの潔さが作品のクオリティーを上げていると思います。

・笑える部分はまったくなかったです
 正直に言わせて貰えればギャグ?を淡々と読んだので、ぜーんぜん面白くありませんでした。
 ただ妙な設定と意味不明な行動を羅列しているだけで、全てにおいてまっ平で起伏がないのが原因だと思います。

・悪い意味で超展開です。
 私という一人の読者を置き去りでポンポン勢い進む作品でそれが本作のいい部分でもあるとは思うのですが、ちょっと本作は受け入れられませんでした。

・センス悪いです。
 ちょっと妙な要素や単語を組み合わせて並べてあるだけで、私は面白いとは思いませんでした。

・今回は酷評で失礼を。
 鍛錬投稿室ですし、たまにはマイナス点を付けてみますね。
 ストーリー性皆無でカオスなノリな作品はわりと好きなタイプなのですが、好きなタイプ故にギャグが合わなかったときの落胆が激しいということで。

・これにて乾燥を終えさせて頂きます
 執筆お疲れ様でした。
11

pass
2011年10月29日(土)00時57分 十時二十六  +30点 221x117x98x242.ap221.ftth.ucom.ne.jp
はじめましてこんばんわ とときにとろ です

すげええええええ、狂ってやがる(賞賛)
登場人物の変態さんと分かり合えそうです。。。

>わたしの部屋のトイレでくんだ水で炊いたお米をお茶碗によそい
テンション上がりました

>二十六秒ほど停止したところで
ニトロ秒とは…たまげたなぁ(驚愕)

まあ逃げるから追いかけるんだよなぁ…
素晴らしかったです
1

pass
合計 8人 50点


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