ライフ朝鮮人の強制連行めぐり「ピースおおさか」が“虚偽”展示 写真4枚を撤去+(2/2ページ)(2011.10.29 01:30

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朝鮮人の強制連行めぐり「ピースおおさか」が“虚偽”展示 写真4枚を撤去

2011.10.29 01:30 (2/2ページ)
朝鮮半島で建設中だった「水豊ダム」の工事現場で撮影されていたことが判明したピースおおさかの「昭和14年以降の強制連行と強制労働」展示写真(大阪府提供)

朝鮮半島で建設中だった「水豊ダム」の工事現場で撮影されていたことが判明したピースおおさかの「昭和14年以降の強制連行と強制労働」展示写真(大阪府提供)

 また「虐待された土木労働者」と題した写真は、同じ写真が、大正15年9月9日付の新聞に掲載されていたことが分かった。「鉄道工事場での朝鮮人虐殺」としていた写真2枚も、同じ写真が掲載された新聞社の出版物から、昭和7年に起きていたことが確認できた。いずれも昭和14年以前の写真で、解説文との整合性がとれないと判断した。

 ピースおおさかの開館以来の見学者は今年9月末までに計約166万人。近年の来館者の6~7割は、小中学生や高校生で、主に課外学習に利用されている。

 より子供が理解しやすい内容に、展示を変更することを検討しており、25年4月のリニューアルオープンを目指している。

 一方で、展示が自虐史観に基づく内容になっていると批判の声が出ており、維新の府議らが今年8月と9月に、施設を視察。橋下知事は「議会での議論を通じ府民の意思を反映すべきだ」と指摘していた。

 ピースおおさかの倉田清館長は「展示を企画した担当者はすでに他界しており、どういう経緯でこれらの写真を使ったのかは、今となっては分からない。20年間も不適切な展示を続けたことをおわびしたい」と話している。

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