高い放射線量が測定された現場には土嚢が積まれ、周辺の歩道は通行止めになった=28日午後10時30分、東京都世田谷区八幡山1丁目、遠藤真梨撮影 |
東京都世田谷区は28日夜、同区八幡山1丁目のスーパー敷地付近で、最大で毎時110マイクロシーベルトの放射線量を測定したと発表した。会見した保坂展人区長は「原因は地中にあるのではないか」と述べた。
同日午後1時半ごろ、区民から「放射線量が高い場所がある」と通報があり、同日夜までに文部科学省が測定した。スーパー「パワーラークス世田谷店」敷地内外の2カ所で値が高く、建物そばの歩道の地表で毎時約110マイクロシーベルト(地上1メートルで4.7マイクロシーベルト)、店の玄関前の地表で毎時30〜40マイクロシーベルト(地上1メートルで10マイクロシーベルト)を検出した。
区は検出場所の周辺に土嚢(どのう)を積んだほか、歩道を通行止めにして、立ち入りを制限している。