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<大王製紙>元会長の借入額は106億円 会社は刑事告訴へ

毎日新聞 10月28日(金)21時10分配信

<大王製紙>元会長の借入額は106億円 会社は刑事告訴へ
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会見する大王製紙の佐光正義社長(中央)。左は奥平哲彦特別調査委員会委員長=東京都中央区で2011年10月28日午後6時32分、森田剛史撮影
 大王製紙は28日、井川意高(もとたか)元会長(47)=9月に辞任=の巨額借り入れ問題で、特別調査委員会(委員長・奥平哲彦弁護士)の調査結果と社内処分を発表した。子会社からの元会長の借入額は106億8000万円で、このうち59億3000万円が弁済されていないことが判明。「強制力のない調査には限界がある」として、井川元会長を会社法違反(特別背任)の疑いで刑事告訴する方針を明らかにした。

 調査結果によると、元会長は10年5月から11年9月まで26回にわたり、自分が代表取締役を務めていた子会社7社の役員に「明日までに自分の口座に振り込むように」などと指示。すべて無担保で融資を受け、取締役会で議題になることもなかった。借入金の具体的な使途は、明らかにならなかった。

 同社はこの日、元会長の父の井川高雄顧問(74)を「今年3月に事実を知りながら、9月の問題発覚前に適切な対応を取らなかった」として解嘱したほか、佐光正義社長の報酬を10月から3カ月50%減額するなどの処分を行った。元会長の弟で、同社の関連事業を担当していた井川高博取締役も「不正を4月に把握しながら、取締役会などへ報告しなかった」として、取締役辞任を勧告した。また、それ以外の取締役も報酬を3カ月、10〜30%減俸する。

 調査委の奥平委員長は「井川顧問と元会長の親子が強い支配権を有し、トップの指示には当然従うという体質が社内にあった」と、同社の一族経営の弊害を指摘。再発防止には「井川父子の支配権を弱め、ガバナンス(企業統治)の強化を図るべきだ」と指摘した。【川口雅浩】

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最終更新:10月28日(金)23時44分

毎日新聞

 

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