子育て中の親らでつくる市民グループ「おかんとおとんの原発いらん宣言2011」のメンバーら約40人が28日、脱原発を訴え、大阪市中央区の近畿経済産業局前で座り込みをした。原発の即時停止や新規増設計画の白紙撤回を求める申入書も同局に提出した。
グループは6月に発足。福島県の女性らが27日から東京・霞が関の経済産業省前で座り込みを始めたのに合わせて行動を企画した。
代表で内装業の本山亮子さん(35)=大阪府千早赤阪村=は「黙っていたら認めているのと一緒、『原発反対』と声をあげたい」。幼い娘2人への放射性物質の影響を懸念し、千葉県から大阪市の実家に避難している主婦吉岡智佳子さん(34)は「まず放射線量の高い所から子どもたちを避難させてほしい」と話した。(村井七緒子)