原発の即時停止を求める運動「今すぐ原発なくせ!ヒロシマ・女たちの座り込み」が27日、中区の中国経済産業局前であった。延べ約50人の女性らが参加し、原発の停止や新規建設の中止などを求めた。
福島県内の女性らが同日から、東京の経産省前で座り込みなどを行うのに連動した企画。被爆者や高校生らも参加した。東京電力福島第1原発事故を受けて「健康被害が出てからでは遅い」などとして、全原発の即時停止▽上関原発(山口県上関町)建設中止▽原発事故による全被害者への補償--などを国に求める申し入れ書を経産局の担当者に渡した。
参加した中区の女性(76)は「爆心から1・7キロの友人宅前で被爆し、つらい思いをしてきた。これから育ち、生きていく人たちが心配なく人間らしい生活ができるよう願っています」と話していた。【加藤小夜】
毎日新聞 2011年10月28日 地方版