浦和・柏木　ピンクヘアバンドで頂点だ

　浦和のＭＦ柏木陽介（２３）が２７日、ナビスコ杯決勝の鹿島戦（２９日・国立）にピンク色の「ヘアバンド」を着用して臨む考えを明かした。なでしこジャパンのエースＦＷ川澄奈穂美（２６）＝ＩＮＡＣ＝も愛用する勝利の新アイテム。チーム内で川澄と顔が似ていると評判の柏木は「なでしこジャパンにあやかって、ナビスコで優勝する！」と、ジョーク交じりに真剣な表情で宣言した。

　川澄の大ブレークと同時に、原口が「めちゃ似ている」と話すなどチーム内でも話題沸騰？　柏木本人は「自分では似ているとは思ってないけど」と言いながらも、その世界一の勝運を授かろうと、前節の横浜Ｍ戦では川澄も愛用するピンク色のヘアバンドを着用して激勝をもぎ取った。

　「アスリートイメージ評価調査」で、イチローを抜いて川澄は堂々の１位を獲得。「オレもナンバーワンになれるように」と、鹿島と激突する大一番でも「ピンクで行こうと思っている」と、縁起を担いで同じピンク色の髪ゴム着用を継続する考えだ。

　もっとも、プレーの準備も万端だ。この日の全体練習後のＦＫ練習では、得意の左足から美しいカーブを描いた弾道でネットを揺らし、ガッツポーズを繰り返した。「決勝は楽しんでやりたい」。川澄に負けじと、柏木が頂点をつかむ。　（松岡祐司）