- [PR]
地方
“町の顔”リニューアル相次ぐ 広島中心部
2011.10.4 02:11
■パルコ出店、天満屋は複合施設
広島市中心部で老舗店のリニューアルが相次ぐ。同市中区胡町の「天満屋広島八丁堀店」は来年3月で閉店し、複合商業施設となることが決まった。また、今年8月に映画館が閉館した同市中区新天地の「広島宝塚会館」には、建て替え工事後に「広島パルコ」と「広島ワシントンホテル」の出店が決定。半世紀近く続いた繁華街の顔ぶれが変わり、買い物客の流れにも影響を与えそうだ。
天満屋広島八丁堀店は昭和29年に開店した。隣接する福屋八丁堀本店や広島三越などとともに、被爆から復興する町のにぎわいを創出してきた。しかし、近年は郊外に大型商業施設が次々に誕生したことなどもあり、売り上げが減少傾向にあったという。
来年3月の閉店後は、複数の店舗が入居する複合商業施設への移行を計画している。書店やレストランのある7~11階は現在のままで、地下1階~地上6階を新たに貸し出す方針。再オープンの時期は未定としている。
一方、広島宝塚会館は、老舗映画館「広島宝塚」などが入り、娯楽の中心として親しまれていたが、ビルを所有する東宝(東京都)が老朽化による建て替え工事を決定。建て替え後は1~3階に広島パルコが3号館を出店する。
4~14階には広島ワシントンホテルが進出し、4階がフロントとレストランに、5~14階が計266室の客室になる。いずれも平成25年秋の開業を予定しているという。
- [PR]
- [PR]