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'11/10/29

ドア開き走行はネジ破断原因


 昨年10月、広島市東区のJR芸備線矢賀―戸坂間で普通列車のドアが走行中に約5センチ開いたトラブルについて、運輸安全委員会は28日、ドアを空気圧で開閉する機械の部品に強い力が加わり破断したのが原因とした調査報告を公表した。

 報告によると、破断したのはドアと機械を連結させる「接手(つぎて)ねじ」。ドアが閉まる際に車両設計時には想定外だった力が繰り返し加わり、鉄製のねじに亀裂が入ったと結論づけた。またメーカーが図面で指定されたのとは異なる材質のねじを使ったため、破断を早めた可能性があると指摘した。

 JR西日本は部品を一斉点検し、取り換えを済ませた。保守点検内容も再確認したという。




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