「誰でもできる仕事」=「付加価値を生み出せない仕事」か?いえいえ、そんなことはありません

ま、このタイトルの言葉はこれから事業を始めるにあたって、先行業者に負けない!という確信を自分に持たせるための言葉でもあるのですが・・・・・

一般的に、パートにしてもアルバイトにしても、「誰でもできる仕事」というと、「高度な技術を必要とする仕事」よりも賃金は安いですよね。当然のことながら。
これは、誰でもできる仕事はその仕事への参入障壁が低く、競争が激しくなり、需給バランスが崩れて、その仕事の「価値」が低下してしまうからですよね。

でも、個人が仕事をするレベルで見れば「簡単な仕事」であっても、事業の仕組みそのものを他社と差別化し、独自の競争力を付ければ、「事業としての価値」は低下しません。
低下どころか、どんどん大きくすることすら可能です。

そのよい実例が、ヤマト運輸の「宅急便」です。
実は私は、大学卒業後、宅急便がこの世に誕生して2年目の時、ヤマト運輸(当時は大和運輸)に入社しました。
当時、ヤマト運輸はまだ全国的にはまったく無名で、関東地域の中小地場運送会社にしか過ぎませんでした。
関西出身の私がそんな会社に入社した理由は、学生時代に宅急便配達のアルバイトをしていて、この事業は間違いなく伸びる!と確信したからでした。

入社後、宅急便は私の予想をはるかに超えた急成長を見せました。
根性なしの私は急成長の激務に耐えられず、結局入社6年後に退職して、IT業界に転進しましたが、ヤマト運輸では多くのことを学びました。

運送屋さんの仕事というのは考えてみると非常に簡単な仕事で、「物をA地点からB地点に運ぶ」、という、ただこれだけのことです。
その単純な仕事に、「早く、正確に、安全に」という、ちょっとした付加価値をつけることによって他社と競争するわけですね。

ただ、その3点の付加価値も、決して高度な要素とは言えないので、そのことだけでは他社と大きな差別化は図れないのですが、日本の高度成長期は需要が供給に追いつかない時代だったので、特に他社と競争するまでもなく、ある意味では「競争のない共存」ができていました。

ところが、1973年のオイルショックをきっかけに様相は一変しました。
「早く、正確に、安全に」という要求に加えて、「安く」という要求が加わりました。

「早く、正確に、安全に」というのは、どこの業者でも当たり前に取り組んでいたことですから、そのことだけで他社に差をつけるのは非常に難しい。
そうなると値段のたたき合いです。
運送業界の収益構造は一気に悪化し、中小運送会社はバタバタ倒産、私が入社したヤマト運輸も当時は業界内で倒産が噂されるほどの状況でした。

そんな中、ヤマト運輸の2代目社長の小倉昌男社長(当時)が1976年に宅急便を発案、急成長の階段を上り始めました。
宅急便開始当初は冷ややかな目でみていた同業の大手運送会社はその成功を見て、続々と宅配事業に参入してきました。
仕事の内容そのものは「物をA地点からB地点に運ぶ」というだけのことですから、どの運送会社も簡単に真似できてしまいます。

現在の、ヤマト運輸の状況とそれ以外の運送会社の状況は、まったく違う業態のようになってしまっていますから、今の目線で見ると、ヤマト運輸が勝つのは当然、と見えてしまうかも知れません。
というか、当時を知らない人から見ると、そもそも他業者との競争なんてあったの?という感じかもしれませんね。

でも、今の常識を一旦頭から消して、当時の状況を想像してみてください。

当時は、どの運送会社も同じようなトラック(宅配専門の車なんてありませんでした)、同じようなスキルを持った運転手、同じような配送ターミナル設備、そういったインフラを元に事業を営んでいました。
そしてどの会社もやる仕事は、「物をA地点から B地点に運ぶ」、ただこれだけで、差なんてないんです。

そんな中、なぜヤマト運輸だけが突出して成長を遂げ、儲からない「運送業」から高収益の「宅配業」という、それまで日本には存在しなかった業態に進化することができたのでしょうか?

と、なんだか話はどんどん長くなってしまいました。

すみません、締め切り時間(24時)が迫ってきてしまいましたので、続きは明日ということで・・・・

昨日の求人広告に対して本日現在30名の応募者あり。さぁ、どうやって面談しようか・・・

昨日の求人広告の媒体は、日曜日の求人チラシです。
具体的にいうと、『求人ジャーナル』って媒体です。
埼玉県下の求人を扱ってるのかな、埼玉限定版みたいな媒体です。

チラシを依頼すると、それにプラスして1万円くらい上乗せすれば、ネットにも掲載してくれます。
チラシは1日1回ポッキリですが、ネットは1週間近く載ってる。
チラシとあわせても37000円。
これで人が集まれば、安いもんです。

30名の応募の自己アピール欄を見てると、なんとなくその人の人生が透けて見える気がします。
以前経営していたソフト会社でも求人はよくやりましたが、仕事柄、20代から30代の若い人が多い。
でも今回は、20代半ばから60代まで様々です。

不思議なもので、以前の会社で見た履歴書と、今回見ている応募エントリーの中身に対する見方というか、見え方というか、それが全然違います。

55歳という年齢のせいか、あるいは会社の破産という経験によるものなのかはわかりませんが、応募してくれている人への思い入れが違うんですね。

経歴を見て、あ、この人は優秀だな、とか、この人はそうでもないな、という見方が以前の見方、というか、見え方。
履歴書は採用へ向けての選考のための単なるフィルターに過ぎない、すごく無機質なもの。

でも今回はどうも困った。
そんなふうに割り切って見れないんですね。

あ、この人は子供かかえてて大変そうだなぁ、とか、あ~、この人はなかなか仕事がなくて困ってるんだろうなぁ、とか。
仕事のキャリアだとか、能力だとか、そんなこと以前にまずそういう、その人の人生に目が行ってしまう。

まぁ、これは単なる歳のせいではないんでしょうね。
やはり会社を一回潰しており、従業員にも辞めてもらったり、創業来の共同経営者にも引導を渡したりとか、そんなつらい思いをしてるからなんだろうなぁ・・・

募集をして人がたくさん応募してくれるのは嬉しいことなのですが、その人達の期待に全部こたえられないのも事実なわけで、そのことがどうも残念に思ってしまう自分がいます。

新規事業スタートへ向けて、本日求人広告を出しました!現在応募者8名なり・・・

あ~、ちくしょう!!
ゆうべ、ブログを投稿できなかった!
今日のパート社員募集広告のために、応募サイトの作り込みに入れ込んでしまっていて、気がついたら夜中の2時を回っており、
「あ、しまった・・・・」
結局、サイト作成完了したのは朝の6時過ぎだった・・・・・

毎日やると決めたことは1日でも欠けると”毎日”の意味がまったくなくなってしまうわけで、決めたことをやれなかったことが非常に悔しい・・・・

昔から何かに集中すると回りが見えなくなってしまうタイプで、いかんいかん。
集中力があるからいいじゃないですか、
という意見もあると思いますが、「回りが見えなくなって」しまうと、それは集中を通り越して、「没頭」といいます。
いやな言葉だね。
頭が没する。どんなんやねん。

パート求人の途中経過、現在8名の応募者です。
私と年があまり変わらない年配の方多いですね。
自己アピール欄を読むと、皆さんの切実な思いがひしひしと伝わってきます。
できれば、応募いただいた方全員に仕事をやっていただけるほどの仕事にしたい。
私も切実にそう思います。

新事業スタート近し! Androidタブレット、「ギャラクシー タブ」が当たるキャンペーンをやります!

明後日、パート募集の広告(折込+ネット)を打ちます。
11月1日営業開始へ向けて秒読みといったところか・・・(サイト構築が間に合うのか!)

営業開始前ですが、事業内容を告知しちゃいます。
それは、書籍の電子化サービスです。

今年の4月に、「BookScan」という会社がサービスを開始し、注目を集め、今では類似業者が雨後の筍のように出てきてます。

僕は今年の2月に台湾製のAndroid端末を入手した直後、この事業を思いつきましたが、当時は破産手続きの真っ最中、もたもたしてる間に先を越されてしまいました。

後発が追いつき、追い越すためには色々な手を打たないと・・・
もちろん、先行している業者にない付加価値を付けるのは必須だけど(準備してます)、それだけだとね。

また、この書籍電子化サービスは、私がやろうとしている事業の「目的」ではありません。
目指している事業の中のサービスのひとつであり、やりたい事業を実行するために必要な収益源、という捉え方です。
他に何をやるのか?については、なんとか実現したい、大それた事業もあるし、まだ模索中のものもあるし。

来週中には詳細を公開できると思います。

無理にでも毎日続けるという作業は、自分の中の隙間を埋めていく感じがする

先月、新しくこのブログをはじめる時、どんなことでもいいから毎日書こうと決めました。
残念ながらところどころ歯抜けの日はあるけれど、この先、毎日続けていける自信が少し付いてきました。

だいたい、夜、24時前ぎりぎりに更新していますが、これには訳があります。
自分で自分にタイトな締め切りを設定するためです。

毎日、23時15分ころ、さぁぼちぼち今日の投稿時間が迫ってきたぞ。
さて、何を書こうか・・・・
という感じで、あえて書くことも直前まで考えていません。

人間、時間に余裕があるから納得できる仕事ができるかというと、決してそうではなく、意外と時間に追われているほうがいい仕事ができたりします。
時計とにらめっこしながら作業することで、緊張感とか、いわゆる火事場のバカ力とか出るからかもしれませんね。

僕なんかは昔から尻に火が付かないとやる気が起きないタイプで、このやり方があってるのかもしれません。

でも、やっぱり大変ではありますね、毎日やるってのは。どんなことでもそうでしょうけど。
気分が乗らない日、書くことを何も思い浮かばない日もあるわけで、そんな時でも無理やり考えていると、ぽっかり空いた頭の思考空間の中に、それとなく考えが出てきたり、忘れていたことを思い出してきたりします。

イメージ的には、頭の中の隙間が埋まっていくような感じかな。
これはきっといいことなんでしょうね。

その感じに慣れてくると、毎日その隙間を埋めないと、なんだか居心地が悪い気がしてきます。
ブログのカレンダーの日付にも、毎日アンダーラインが引かれていないとちょっと悔しい気になるし。

いろんなことに長続きできないダメ人間ですが、これで少しはそれが改善されることを期待しよう・・・・

というわけで、今日もなんとか24時前に書き終わってめでたしめでたし・・・・!

ビジネススーツはすべて捨てました。捨ててみて気がつきました。

先週、実家の神戸へ帰った時、近くのカジュアルウェアショップへ服を買いにいったのですが、その場でふと思いつきました。
「そうだ、スーツなんて捨ててしまおう」
考えてみれば、今の私は自分の仕事のスタイルを誰の指図も受けず、自分で決めることができる立場にいます。
着たくもないスーツなんて着続ける必要はなく、自分の身に着けたい服装をすればいいんだ。

そんなことを考えていると、32年前、学校を卒業して就職する時、着たくもないスーツを買った時の気持ちを思い出しました。 続きを読む »

シャープのガラパゴスって命名、シャレかと思ってたらシャレじゃなかった!?

シャープが発表したAndroidベースの端末、日本の携帯電話の現状を皮肉って、「ガラパゴス」って名称になりましたよね。
皮肉かと思ってたら、出てきた端末の仕様はやっぱりガラパゴスだった!


          ・
◆電子書籍のフォーマットは独自仕様のXMDF。(標準と目されているのはePUB形式)

◆Androidを採用しておきながら、ユーザーインタフェースは、「デスク」という独自アプリケーション。(そんなもん知らんっちゅうねん!)

◆文章のコピーは著作権に配慮し、「1回にコピーできるのは20文字まで」。(そんなショボい制限に何の意味があんねん!)

◆「Android Market」に対応するかどうかは未定。(おいおい、アプリがAndroid端末の命やろが!!)

え~!!何それ~!!
ガラパゴスどころか、未知との遭遇じゃぁ~!!

世界と戦う気がまるでないのはわかったけど、こんなもん、海外どころか、国内ですら売れないでしょう!
いったいシャープのどの地位にいるどんな人がこんな化石のような考えを出すんだ?
そもそもこんな仕様で「Android端末」をうたってること自体がおかしい。
Googleから文句が出てもおかしくないよ。まったく。
責任者出てこ~い!!
(ここは中国ではないので、言論は自由である!)

ギャラクシーを予約してしまいました!

いよいよAndroidの本格普及へ向けて色んなものが動き始めました。
GMOがAndroidゲームソフトのコンテスト開催とのこと。

http://android-yarouze.com/

開催要綱を見てみると、相当な熱の入れようです。

協賛、協力企業に日本のハードウェアメーカーが1社も入っていないことが今の日本の悲しい状況を表してますね。
先日、新機種の日本での販売開始を発表した韓国のサムスンなんぞは自らがAndroidをプラットフォームにした、様々なサービス提供体制を築こうとしています。


          ・
今日、ドコモショップでギャラクシーを触らせてもらって、その場で予約をしてしまいました。
日本のメーカーの取り組みが遅れているのが歯がゆいかぎり。

シャープがようやくAndroid機種を発表しましたが、台湾のHTCも韓国のサムソンも、Androidが世に出た当初から既に何機種も販売し、実績を積んで製品を仕上げてきています。
それらのメーカーが世界市場で大きなシェアを取った後になってノコノコ出ても追いつくのは難しいでしょう。

台湾製や韓国製は安いから価格競争では勝てない、というのならまだしも、お値段は国内の携帯機種と比べても決して安くはありません。
充分戦える力はあるのに、最初から戦闘放棄してたとしか思えない。
ここ10年くらいの日本の家電メーカーはみんなこんな感じ。
日本の大手電機メーカー8社合計の年間営業利益約3290億円に対して、サムスン1社で約3670億円。
このままではこの差は広がるばかりの気がする。

神戸のこげ茶色パン、好きな人は好きなんだけどなぁ・・・

本日、午後1時に神戸三宮を出発、小田原の手前あたりから事故渋滞15km、久々の渋滞にはまいりました。
結局、2日間で約1500kmを走破し、埼玉に到着したのは20時ちょい前でした。


          ・
妻への神戸みやげは妻の好きなフロインドリーブのライ麦パンを。
よくあるように、普通のパン生地にちょっとライ麦が入ってるようなハンパなパンじゃなく、ガッツリ根性の入ったライ麦パンです。根性入りすぎてこんな色になっちゃいました。

神戸にはおいしいパン屋さんがたくさんありますが、フロインドリーブは老舗中の老舗。 続きを読む »

神戸、淡路島、徳島、仕事でもあり、遊びでもあり、の時間でした!

本日は昼過ぎに神戸を出て淡路島を一気に突っ切り、徳島へ向かいました。
新しく始める事業のひとつが、ネット通販関連の事業なんですが、その出店に関する打ち合わせでした。

電子書籍はこれからマーケットが立ち上がるわけですが、ネット通販については既に市場にはあまたのサイトがあり、今更初めても難しいんじゃないの?という見方が普通だと思います。
確かに簡単に立ち上がる事業ではないと思いますが、それでもきっとまだ隙はあるはずです。

「あずき食パン」と「みまから食パン」をご馳走になっちゃいました!
みまからパンは厚切りにマヨネースを塗ってチーズをかけてトースト。ふわっとしたパンにピリ辛感は味わったことがない旨さ。
あずきパンは薄切りにしてトーストしただけ。絶妙の甘さ加減。


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出店予定のうちの一店舗が本日訪問した、『食パン工房 Oak』さんです。
自動車趣味を通じたマイミクさんが経営しているお店です。
この画像は、そのお店で販売しいるパンのうちの2種類です。 続きを読む »