本格的に事業がスタートして半年間。
まったくもって、過去の18年間の会社経営の甘さを思い知らされるばかりの半年間でした。
事業は順調に推移していますが、成長の過程ではそれを阻害するような問題が必ず発生します。
それを解決するために色々な策を考え、実行に移します。
そうだ、あれをやろう、これをやろう、と、色々とやることを決めます。
でも、ずるずると決めたことができないまま、時間が経過することもしばしば。
というか、ほとんど、そう。
結局は、覚悟の問題だな、と思います。
なので、最近は、何かを決めた時、心の中でこの言葉をつぶやきます。
「それは予定ですか?それとも約束ですか?」
予定は所詮未定。必達は約束されない。
約束は、なにがあっても必ずやり遂げなければならないこと。
そうやって線引きをすると、仕事の内容にメリハリがつき、すこしづつですが、決めたことがしっかりできるようになり始めました。
あとはこれを継続すること、ですね。
なんということか。
既に前回投稿から2ヶ月以上が経過してしまっている。
時間の経つ早さにただただあんぐり・・・・
本業の書籍スキャン事業は、注文数こそ右肩上がりだけれど、経費も比例して右肩あがり。
十分な利益確保が一番の課題、その解決に日夜孤軍奮闘が続いております。
さてさて、諸々の多忙さゆえ、企画していたArchos70用の本革カバーの販売開始が遅れてしまいましたが、ようやくスタートとなりました。


結構、こだわって作りましたので、なかなか良いのではないでしょうか。
製品の詳細、ご注文はこちらへ⇒http://zackbook.com/products_1.html
2ヶ月も前に米国に発注しておいたArchos70が3台、先週になってようやく届きました。
遅すぎるっちゅうねん!!
予約をいただいていた方々は、当然のごとく待ちくたびれて他から入手されたようで・・・・当たり前ですね。
機会損失も甚だしい。
というわけで、行き場のなくなってしまったArchos70、どなたか買ってくださ~い!
赤字覚悟の23,000円ポッキリ!、送料込み、動作確認だけ行って出荷します。
別途、日本語入力環境他、セットアップを希望される方は、プラス1,500円で!
ご注文はこちらからお願いします。
5月に入り、ゴールデンウイークにまとめて書籍を送っていただいたお客様への納品作業に追われる日々です。
結局、新事務所は今の倍の広さの場所を借りることにしました。
当然、家賃も倍です。
その家賃を払い、利益を出せるだけの売り上げがあるのか?と言えば、答えは「ノー」です。
ただ、事業をやる以上、当然、目指すべき姿があり、その姿と現状の間には必ずギャップがあります。
そのギャップに恐れをなしていては、到底ギャップを超えることはできません。
私が目指している今年の目標を達成するためには、どうしてもそれなりの事業規模が必要になりますし、それを賄うだけの事務所も必要です。
必要なことが決まっているのだから、あとはそれをやるしかありません。
そうわかっていはいても、やはりやることを決めるには「勇気」が要ります。
「勇気」と一言で書いてしまえば簡単ですが、これはなかなか重い心理状況です。
「こりゃ勇気がいるなぁ…..]
倍の広さの事務所移転を決める際、思わず口をついて出た独り言です。
「勇気」と「無謀」の違いは何でしょうか?
「勇気」はある程度裏づけに基づいて行動を起こすことだろうけど、「無謀」は裏づけもなく起こす行動でしょうか。
「無謀」には恐さの感情はあまりないでしょうが、「勇気」にはそれ自身の裏返しの恐さを感じます。
成功する裏づけを考えた上で決めること故、逆に裏づけが覆った時のことを考え、恐怖心が沸いてきます。
その恐怖心を抑えて行動するからこその「勇気」なのでは、と思います。
昨年の9月に今の事務所を借りましたが、もう次の事務所に移ることを考えています。
下は目を付けている事務所。今の事務所の1.5倍の広さ。

5月に入り、OCR処理を無料にする、という攻めの一手を講じたところ、ゴールデンウイークの8日間で先月の一ヶ月の注文件数を上回るご注文をいただきました。
その注文処理に追われながらも、さらに次のことを考えています。
このペースで注文が増加することを考えると、早晩、今の事務所では手狭になります。
とはいえ、まだ事業は採算ベースに乗っているわけではありません。
逆に言えば、採算ベースに乗せるためには、より多くの注文をいただき、それをスムーズにこなすことが絶対条件なわけです。
仕事をこなすためには、人の採用も必要で、そのためには人の集まりやすい場所であることも大事。
今は畑が点在する、不便な超田舎で、プレハブのような建屋の事務所なんです。
人も集まりづらい。
器を広げたからと言って、自然と中身が埋まるとは思っていませんが、少なくとも器が小さいと、入るべきものは絶対に入らない。
なので、まず器を拡げ、あとはその中身をどうやって埋めていくかを一生懸命考えて試行錯誤する。
そんなことなら、最初から今の事務所じゃなく、そういった事務所を借りとけばよかったじゃないか。
そうなんですよねぇ
人間って、基本はやっぱり近視眼的なんですね。
特に私みたいな凡人ではなかなか先のことを材料にして今を正しく判断できない。
ってことは、当然、今のこの判断も半年後にはおろかな判断、ということになってしまうのかもしれません。
さてさて、どうなりますやら・・・・・・
今年に入ってからすすめていたArchos70用の本革カバーの企画ですが、ようやく詳細が決まり、製造に着手しました。
販売価格は、3800円。
日本製で、職人さんによる手作りであることを考えると、かなりお買い得なお値段ではないかと勝手に思っています。
デザインは基本的には下の画像、試作品とほぼ変わりません。
価格を抑えるため、ベルトの色は本体と同色にしました。
画像だとわかりづらいですが、ディスプレイの部分は保護のためもあり、塩化ビニールの透明シート(ソフトタイプ)になっています。
発売時期は、5月は既にメーカーさんの予定がいっぱい、ということで、6月になってしまいそうです。

次に考えているのは、iPad用のカバーです。
iPad用は既に色々なカバーが売られていますが、なんというか、製品のグレードが2極分化しすぎてるような気がするんですよね。
2~3千円までの中国製の安物と、あとは1万円前後の価格帯の高級品。
5~6千円程度で変える、日本製の良い品質、良いデザインのカバーがあまり見あたらないように思います。
まずはArchos70用のカバーを国内、国外で販売してみて、評価をいただけるようなら、即、iPad用の企画に着手します。
「お~、iPad用のカバーなら、こんな感じのものが欲しかったんだ!」
という思いをお持ちの方、ぜひ下記までご意見、ご要望を!
archos70@zackbook.com
事務所のすぐそばの小さな神社に咲いている八重桜。
花びらの色は珍しい白。
ピンクより慎ましやかな感じがしてこれはこれでなかなかよいですね。

書籍スキャン事業の方は、ようやく、他社と明確に差別化できるための仕組みや品質を提供できる体制が整いました。
出来上がった基盤を元に、5月から攻めに入ります。
人を驚かせるような、あるいは感動させるような何かを商品として提供すれば、必ずそれは受け入れられるはずです。
ただ、そういった商品・サービスがあることを人に知ってもらわないことには始まりません。
誰かに知ってもらうことができれば、そしてそれを知った人が「これはいい!」と思って、口コミ(ネット)で広く伝えてもらえば、そこからさらに顧客が増えていくはずです。
なので、5月からはその動きを少しでも加速できるよう、販売促進活動に取り組もうと思っています。
所有している書籍の中からマーケティングに関する本(もう古いかもしれない・・・)をひっぱりだし、これからちょっとお勉強です。
付け焼刃で何ができるのかっちゅう話はありますが、何でもやってみないことには始まらない。
ここ1ヶ月は色々あって、仕事に没頭しておりました。
順調に増加する注文に対して、高品質のサービスを考え出しながら、なおかつ効率的に処理するため方法をあれこれ試してみる。
そのことの試行錯誤を繰り返していた1ヶ月でした。
気が付くと、忙殺状態。
まさに心を忘れた状態。
なので、ここ数日、心を落ち着けるため、これまでの仕事の進め方を見直して、優先順位を考え直して、ちょっと精神面で小休止。
思えば昨年10月、事務所を借りた時はこんな状態でした。

今年の1月にサイトを公開し、2月から本格的に事業をスタート、今のところ、毎月倍のペースで注文が増えています。
現在の設備は、高性能パソコン3台、業務用スキャナ3台、個人ユーススキャナ1台(実用ではなく、品質の比較検証用)、画像ファイル処理用サーバー1台、裁断機2台という構成。
各機器に業務処理用の専用アプリ(自社開発)をセットアップしてあり、当然、ネットワークで繋がっています。

パートさん数名と、アルバイト1名、私が裁断作業を手伝いながら注文をこなしています。
これらの設備一式あれば、誰でも書籍電子化事業を開始できます。
(もちろん、システム化できないノウハウも色々ありますが・・・)
下は、使命を終え、廃棄処分を待つ書籍たち。

今の設備のままで、納期遅延を起こすことなく、まだ倍の量はこなせませす。
まだまだやるべきこと、やれることはいっぱいあります。
がんばって税金分を稼がなきゃ!
毎日、テレビで深刻な状況の映像ばかりを目にしていると、さすがに気が滅入ってきます。
なにか自分にできないかと思いながらも、義援金やちょっとした物資を提供することくらいしかできず、もどかしい思いが募ります。
結果、仕事にもあまり身が入らなくなっている自分に対して、さらにネガティブな思いが重なります。
いかんね。
こんなマインドでは。
つらいことや苦しいことがあったとき、一番いい処方箋は、とにかくポジティブなことを考えること。
明るい将来をイメージし、それに思いをはせる事。
今回の災害がどうしようもないくらい大変なことは事実だけれど、なんとかそれをバネにして新しい東北地方を創りあげてほしいですね。
元に戻す「復元」ではなく、まったく新しい地方を作り出す、という考え方で復興をすすめてほしいです。
そのためには、国の協力が欠かせない。
お金のこともあるけれど、思い切った、大胆な施策もあるはず。
例えば、復興を目指す新しい東北地方に、部分的な遷都を行い、政府機能も持った都市機能にするとか。
宮城県は仙台に国土交通省を置き、岩手県は盛岡に農林水産省を置く(とか)。
新都市交通網を整備し、原子力に頼らない新しいエネルギーインフラを構築して、日本でいち早くスマートグリット環境を整えた未来型都市にする。
もともと、自然が豊かな地方ですから、それを最大限に生かし、自然と文化と産業が共生する新しい街を創る事ができるのではないかと思います。
遷都する政府機関に勤めている人たちは、移住を余儀なくされるでしょうが、いいじゃないですか。それが公務員の使命だと思えば。
石原都知事は、東京の力がそがれるからと大反対するでしょうが、もし今回のような大災害が人口が集中している東京に起こったらどうなるか、身の毛もよだつ話です。
リスク分散(=生命分散でもある)の観点から考えても、都市機能と都市に住まう命の地方移転は東京にとっても、日本全体にとっても必要なことだと思います。
東北地方の今後の復興の方向性も、それを支える東京やその他の都市も、今回の大災害をきっかけに全てゼロベースで見直し、日本全体をリセットする。
それぐらいの姿勢で臨むなら、きっと未来は明るいし、今回の災害で亡くなられた方達や、悲しく、つらい思いをされている方達に報いることができるのではないかと思います。
と言ってみたところで、そういった話は私個人ではどうすることもできない話。
私にできることは、やはりしっかりと仕事をして、生産活動を続けていくこと、でしょう。
いつまでも滅入っていてはダメですね。
手綱を締めなおして、がんばります!
本日、大阪の工房に製作を依頼していたArchos70用の本皮カバーの試作品が出来上がってきました。
なかなか良い感じだけれど、もうちょっとああしたいなぁ、こうしたいなぁ、という部分もあり、もう少し手を加えたいな、と。

グリーンのベルトはアクセントとして付けてみました。

裏面のこの丸みを帯びた形状が個人的には好きかな、と。
Archos70本体自体が結構丸みを帯びてるので、それともしっくりくるんですよね。

背面スタンドを生かすようにしてあります。

このスタンドが付いてることで非常に便利です。
これでビデオを見たり、音楽聴いたり。楽チン楽チン。

というわけで、製品として正式販売まで今しばらくお待ちを!
この製品(予定)に関して何かご意見、ご質問等がある方は下記までご遠慮なくどうぞ!
archos70@zackbook.com