世田谷区で高い放射線量検出
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世田谷区で高い放射線量検出

10月28日 23時0分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京・世田谷区は、世田谷区八幡山のスーパーの駐車場などから、最大で1時間当たり10マイクロシーベルトの高い放射線量が検出されたと発表し、文部科学省は、現場付近の地面の下に何らかの原因があるとみて詳しい分析を進めています。

世田谷区によりますと、高い放射線量が検出されたのは、世田谷区八幡山にあるスーパーの駐車場と付近の歩道です。28日午後、住民からこの付近で周辺よりも高い放射線量を計測したという連絡があり、文部科学省の担当者が測定した結果、駐車場の地表から1メートルの高さで1時間当たり10マイクロシーベルトの高い値が検出されたということです。また、商店の前の歩道からは、地表から1メートルの高さで1時間当たり4.7マイクロシーベルトが検出されたということで、この場所の地表の簡易測定では1時間当たりおよそ110マイクロシーベルトが検出されたということです。現場の地表は、アスファルトなどで覆われ、雨水などが入りにくくなっているということで、文部科学省は、高い放射線量は原発事故によるものではなく、地面の下に何らかの原因があるものとみて詳しい分析を進めています。世田谷区では、今月、住宅地の道路で比較的高い放射線量が検出され、その後、付近の住宅の床下にあったビンに入った放射性物質が原因であることが分かっています。