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2・3号機取水口 濃度が上昇

10月28日 20時40分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所周辺で、27日に採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、2号機と3号機の取水口付近ともに前の日を上回りました。

福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで、東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。このうち、27日に2号機の取水口付近の海水からは、1cc当たりセシウム134が国の基準の5.2倍の0.31ベクレル、セシウム137が4.1倍の0.37ベクレル検出されました。また3号機の取水口付近の海水からは、セシウム134が基準の16倍の0.97ベクレル、セシウム137が13倍の1.2ベクレル検出され、2号機と3号機の取水口付近ともに前の日を上回りました。一方、沿岸の4か所で行われた調査では、5号機と6号機の放水口から北に30メートル付近など、2か所で放射性セシウムが検出されましたが、いずれも基準を大幅に下回っています。