20年五輪:東京の開催地立候補の申請提出 IOCに

2011年8月30日 20時11分

 日本オリンピック委員会(JOC)は30日、国際オリンピック委員会(IOC)に対し、東京都が2020年夏季五輪開催地に立候補するとの申請文書を提出した。16年夏季五輪に続く再挑戦で、今後、招致委員会を発足させ、本格的な招致活動に入る。

 立候補の締め切りは9月1日。立候補を表明しているのは、東京▽ローマ▽マドリード▽イスタンブール▽ドーハ--の5都市で、JOCによると、アゼルバイジャンのバクーも名乗りを上げる情報があるという。

 立候補都市は来年2月に、大会予算規模や都市基盤などに関して記した申請ファイルをIOCへ提出。その審査により、来年5月のIOC理事会の1次選考で数都市に絞られる。その後、詳細な開催計画の提出や、IOC評価委員の現地調査などを経て、13年9月7日にブエノスアイレスで開かれるIOC総会で開催都市が決まる。

 16年の立候補の際、東京都はメーンスタジアムを中央区晴海の埋め立て地に建設する予定だったが、今回は経費の抑制も考え、国立競技場を改修することも検討している。

 JOCの竹田恒和会長は「政府、自治体、スポーツ界、経済界、市民が一体となって勝ち取っていかないといけない。野田佳彦新首相にも協力いただけるようお話ししていきたい」と語った。【石井朗生】

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