［経済・IT］タイ洪水　自動車業界にも支援の輪広がる（2011.10.19 16:25）

　ヤマハ発動機は１９日、タイ洪水被害に対して、現地子会社のタイ・ヤマハ・モーターなどとともに総額３０００万円相当の物資支援を実施すると発表した。　支援内容は、すでに王室系財団への提供を始めているライフジャケット３０００着に加えて、現地から要望の高い「船外機」と呼ばれる船用の後付けエンジンなどの提供を検討している。

　自動車業界では、トヨタ自動車が１２日、現地法人のトヨタ・モーター・タイランドとともに、義援金２０００万バーツ（約５０００万円）の拠出をいち早く決定。その後、商用車大手のいすゞ自動車も１８日に５０００万円の支援を決めている。

　自動車部品メーカーでも、シートベルト大手のタカタがタイ現地法人と共同で約１２５０万円、最大手のデンソーが総額１０００万バーツ（約２５００万円）の義援金寄付を決定するなど、電機業界に続き、支援の輪が広がり始めた。