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スポーツ報知大阪版>コラム>辛坊治郎のこれでいいんかい!?

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大阪マラソンに挑む森アナのズルを監視してください

 ついに運命の日がやってきます。私が森たけしアナのしもべになるか、はたまたその逆か? 今度の日曜(30日)、注目の大阪マラソンです。

 今から15年ほど前、某マラソン大会に出場することになった彼が完走できるかどうか聞かれて、「絶対無理、もし完走できたら3日間しもべになる」って約束したんですね。で、結果は予想通り10キロも走れずにリタイアしてしまいました。

 ところが、そんな男が何を思ったか、大阪マラソンにエントリーしてしまったんです。実は、読売テレビ系「朝生ワイドす・またん」の番組スタッフとしては、川田裕美アナに走ってもらいたかったんですが、彼女、かわいい顔の割に強情で、断固拒否したんですね。で、「管理職が責任を!」となって、ついに森ちゃんが決断せざるを得なくなりました。

 でもねえ、30歳代で10キロも走れなかった根性なしが、50歳の声を聞いた今、完走できるはずがありません。私、直感しました。「ああこれは、長い前振りの瞬間芸だな」って。つまり、朝9時のスタートと同時にすっころんで第1号のリタイア選手になって受けようって魂胆に違いありません。でも、だんだんそういうわけにはいかなくなってきました。

 読売テレビが、このマラソンを生中継することになったんです。また、大々的に「森たけし51歳の挑戦」なんて告知が始まりました。こうなると、何があっても番組が始まる3時までは走り続けてもらわなくてはいけません。この時間に森アナがゴールしている可能性は、お日様が西から昇ってもありません。番組の構成では38キロ地点から、若手アナウンサーが、森アナに伴走しながら実況することになっています。つまり、3時から始まる番組の中でゴールテープを切ることが、彼に課せられた絶対の使命なのです。果たして、森ちゃんはこの時間まで走り続けていられるのか?

 こう考えると一つ心配なことがあります。彼のことですから、スタートしてすぐに近所の喫茶店に入って時間を潰し、地下鉄を乗り継いで38キロ地点まで移動して、最後の4キロだけ走るというズルをする可能性が大いにあります。皆さん、ぜひ当日、沿道で監視してください。地下鉄に乗る森アナを発見して通報して下さった方には、もれなく番組特製「す・またん」タオル差し上げます。((株)大阪綜合研究所代表)

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(2011年10月26日12時15分  スポーツ報知)

筆者略歴  辛坊 治郎(しんぼう・じろう)

1956年4月11日、鳥取県・米子市生まれ。54歳。早大法学部卒。80年、読売テレビにアナウンサーとして入社。ニューヨーク駐在員、報道局解説委員長などを歴任し、2010年9月末で退社。現在はフリーキャスター、芦屋大学客員教授、自身が設立したシンクタンク「大阪綜合研究所」代表。家族は妻と2男1女。

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