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マスメディアでの報道についての本学の考え方

    本学がホームページで公表しているシラバスの中から、「基礎力リテラシー」の英語、数学、国語が中学生レベルだということで、あたかも全員がABCの書き方から勉強するかのような記事が電話取材で10月11日発売の週刊ポストであり、翌週号で訂正をしてもらっています。
 「バカ田大学」というような表現が新聞広告や見出しで使われており、遺憾に思い10月12日に来校取材時に縷々説明をしました。その結果、記事の内容では、本学の主張を記載してもらって、日本の高等教育の実状を踏まえての教育ということであり、教育評論家や企業の採用担当者からの取材でも、本学の教育が支持されている内容となっています。
また、一般市民の方や、高等学校の先生方あるいは、卒業生からも激励のメールや電話を頂戴し、大変心強く、本学の教育に確信を持っているところです。

 本学の考え方は一貫して以下のとおりです。

  1. 日本の大学入試制度下、推薦・AO等学力考査を行わない入試による入学者が増加する中、そうした学生の各教科の学力は測りがたいこと
  2. 中学前半レベルの英語、数学や国語を習得していない学生が、現に高校を卒業していること
  3. 従って、そうした学生が入学する場合もあること。ただし、そうした学生が全てにおいて能力不足とは限らず、他の面において力を発揮する場合も多々あること
  4. 同様の学生は、日本の大学進学率が50%を超えた現在、他大学にも多く入学しているであろうこと
  5. 本学は、こうした現実から目をそらすことなく、正面から取り組む覚悟があり、あのシラバスはそうした覚悟の現れであること
  6. 本学は基礎教育に力を注いでおり、回り道をしてでも、基礎を鍛え、そのうえで専門教育を身につけた学生を社会に送り出すという方針で臨んでいること
  7. 揶揄されているシラバスでの当該科目は、必修ではなく、あくまで補完的性格の選択科目であり、必修の科目とは内容が異なること

 週刊誌の見出しや、新聞広告は売らんがためのものであり、記事の中を読めば、本学の教育が現代社会で必要であるということを認識させるだけのものになっています。しかし、本学に学ぶ学生たちにとってみれば、新聞広告や見出しを見て、母校をけなされたと思い、大変悲しい思いをしています。
大学としては、在学生に対して学長告示に併せて記事の概略説明や、卒業生からの激励メッセージを、写真のように掲示し、自信を持って日々の学生生活に集中するよう、教職員一同で指導いたしておりますので、ご安心下さい。

学 長  横 山 幸 三    .

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