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【プロ野球】藤岡は号泣 3球団競合、ロッテが引いた2011年10月28日 紙面から
用意してきたハンカチを出すのも忘れ、東洋大の藤岡貴裕投手(22)は制服の袖で、あふれる涙をぐいっと拭った。ロッテ、横浜、楽天の3球団による抽選で、当てたのはロッテ。「一番早く(1位指名と)言ってくれた球団だったので、うれしい。緊張していたので…ホッとして涙が出た」と、照れくさそうに笑った。 最初から会見場にいたロッテの山下スカウトから、帽子とユニホーム、西村監督からの「共に頑張ろう!」のメッセージ入りサイン色紙を手渡されると、早速身にまとい、「新鮮な気持ち」と満面の笑み。早くも仮契約会見のようだったが、抽選から3時間20分後、西村監督ら球団首脳陣6人が指名あいさつにかけつけ、ひな壇の上でがっちり握手。当たりくじとともに「引き当てたうれしさを伝えたかった。すべてにすぐれた投手。先発でがんばってほしい」と声をかけられると、一足飛びに入団会見のような雰囲気になった。 「高校ビッグ3」といわれてプロ入りしたヤクルト・由規、日本ハム・中田、ロッテ・唐川は同世代。群馬・桐生第一高3年春の甲子園開会式のとき、それぞれにツーショット写真をねだった。その写真を寮の部屋に飾るとともに、3人がプロで頭角を現してきたのに刺激を受けていたという。4年がたち、大学ナンバーワン左腕の看板を引っ提げ、同じ舞台に立つ。同じパ・リーグということもあり、「対戦したい打者は中田翔選手」ときっぱり。チームメートになる唐川には「いいところを吸収して、追いつけ追い越せの気持ちでいきたい」と、ライバル心をむき出しにした。 東都リーグでしのぎを削った巨人・沢村が、一足早くプロで結果を出しているのもいい目標になった。「沢村さんが挙げた10勝を目指したい」と、期待に胸を膨らませた。 (竹村和佳子) PR情報
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