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【プロ野球】ドラフト会議 菅野は強行指名の日本ハム2011年10月28日 紙面から
プロ野球のドラフト(新人選択)会議が27日、東京都内のホテルで行われた。即戦力候補の大学生投手“BIG3”のうち、東海大・菅野智之投手(22)は巨人と日本ハムが1位指名で競合し、抽選で日本ハムが交渉権を獲得した。昨年末から1位指名の方針を明言していた巨人の単独指名が有力視されていたが、ふたを開けてみれば日本ハムが昨年の斎藤に続き、注目選手を引き当てた。東洋大の藤岡貴裕投手(22)はロッテが3球団競合の末に引き当て、明大の野村祐輔投手(22)の交渉権は広島が単独指名で獲得した。 東海大・菅野智之投手(22)は落胆を押し隠すように、自嘲気味の笑みを何度も浮かべた。大学球界最速の157キロ右腕は伯父の原監督率いる巨人と相思相愛。強行指名の日本ハムが抽選で交渉権を獲得すると、会見場の東海大キャンパスは静まり返った。菅野は「多くの球団の方が評価していただいたのはすごくうれしい」と言葉を選んだが、口ぶりは重かった。 巨人への思いは隠せなかった。「小さいころからジャイアンツの試合をたくさん見ていた。自分の中ですごく特別な球団だというのはありました」。関係者によると、この日朝になって日本ハムから東海大サイドに指名をするとの連絡があったという。ある程度この結末を予期していたのか、涙はなし。ただ、伯父である原監督と一緒にプレーしたかったかと問われると「大学に入って、ある程度実績を残せるようになって、それが夢じゃなくて現実となる日を自分の中で思い描いていた」と悔しさをにじませた。 会見後のフォトセッションはキャンセル。胴上げのために別室にスタンバイしていた野球部員の出番もなくなった。TBSテレビがドラフト終了後にセッティングしていた原監督とのテレビ対談も幻になった。 日本ハムの印象を「ダルビッシュ投手を初め、良い投手がたくさんいる」と話した菅野だが、交渉のテーブルに着くかどうかについては「まだそういうことは考えていないです」とポツリ。31日には神宮大会をかけて、関東選手権で白鴎大と対戦する。進路はシーズン終了後に決める意向を示したが、日本ハム入団に難色を示す可能性は高い。 (臼杵秀之) PR情報
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