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社会

消えゆく電車の行き先表示板 LEDに更新進む 

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懐かしい看板タイプの運行標識板が取り付けられた阪急伊丹線の車両=尼崎市塚口町1(撮影・岡田育磨)

懐かしい看板タイプの運行標識板が取り付けられた阪急伊丹線の車両=尼崎市塚口町1(撮影・岡田育磨)

 電車の先頭部で行き先などを表示する看板タイプの運行標識板(表示板)が姿を消しつつある。見やすいLED(発光ダイオード)などが普及し、関西の大手私鉄では臨時列車などを除いて阪急電鉄伊丹、箕面線に残るだけに。両線とも、順次別の車両に更新される予定で、レトロな光景も見納めが近づいている。

 表示板を付けて運行しているのは3000系、3100系。最も古い車両は1964(昭和39)年と製造から45年以上たつ。今津線が舞台になった映画「阪急電車 片道15分の奇跡」の撮影では、同線を走る車両の中でも、よりレトロでローカルな雰囲気が感じられるようにと、あえて表示板付きの古い車両が選ばれた。

 その今津線からは今年9月限りで引退。阪神など他の大手私鉄でも新型車両への置き換えなどが進み、定期列車では阪急伊丹、箕面線で走るのみとなった。伊丹線はピストン輸送で、「塚口‐伊丹」と書かれた表示板を付けた4両編成の電車が往復している。

 阪急ではフルカラーLEDで行き先などを表示する新型車両「9000系」の導入が進んでおり、同社は「時期は未定だが、いずれ別の車両に置き換える予定です」としている。(長沼隆之)

(2011/10/28 15:20)

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