東京電力福島第1原発事故をめぐり、原子炉の設計に携わったこともある経営コンサルタントの大前研一氏が28日、細野豪志原発事故担当相を訪れ、事故の経緯を独自に分析して教訓や提言をまとめた報告書を手渡した。原発の設計思想に大きな問題があったとして「事故は天災ではなく人災だ」などと指摘した。 大前氏は、1号機などではバッテリーや非常用発電機がいずれも建屋地下1階に設置されており、仕様も同じだったため一律に機能を失った点を問題視。「『同じ仕組みの多重化』ではなく、『原理の異なる多重化』が必須」と提言した。
2011年10月28日金曜日
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