2011.10.28 19:25
大王製紙前会長を告訴へ

大王製紙の井川意高前会長による巨額借り入れ問題で、大王製紙はきょう記者会見を開き、井川前会長の告訴に向けた手続きに入ることを明らかにしました。大王製紙は午後5時半から都内で記者会見を開き、特別調査委員会の調査結果を発表しました。これによると井川前会長の借入の総額は106億8000万円にのぼり、このうち59億3000万円は返済されていないということです。そして弁護士と相談した上で、井川前会長を告訴告発する手続きに入ることを明らかにしました。また原因として「井川親子に絶対的服従しなくてはいけないという企業の風土が根付いていた」と指摘。井川前会長の父・高雄顧問を解嘱するとしています。井川前会長は借り入れた106億円ほぼ全額を最終的にカジノの関連口座に入金していたということです。

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