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事件
死刑執行の可能性言及 平岡法相「考えて結論出す」 慎重姿勢一転
2011.10.28 12:18
[死刑制度]
平岡秀夫法相は28日の記者会見で、死刑執行について「個々の問題について自分が考えて結論を出す」と述べ、在任中の執行の可能性に言及した。これまでは慎重な姿勢を示していた。
記者会見に先立ち、藤村修官房長官と官邸で会談。藤村氏は26日の衆院内閣委員会で「野田内閣として死刑を廃する方針は全くない」と明言し、平岡氏から事情を聴く考えを表明していた。
平岡氏は会見で、死刑制度について「廃止すると言っているわけではない」と説明。制度に関する省内の勉強会に関し「何か結論が出るものではない。勉強している間でも(個々の)死刑問題は考えねばならない」と述べ、執行とは切り離す意向を強調した。
法相就任直後の会見で平岡氏は「国際社会の廃止の流れや、必要だという国民感情を検討して考えていく。考えている間は当然判断できないと思う」と述べ、当面執行しない考えを示唆していた。
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