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2011年10月28日11時40分

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「ここは自転車専用」車道に新表示 警視庁、都内整備へ

図:自転車の通行場所の新表示拡大自転車の通行場所の新表示

 自転車が絡む事故が多発していることを受け、警視庁は、車道上の自転車の通行場所を明示する独自の表示を新たに考案し、28日公表した。自転車が車や歩行者と分かれて走行できる道路環境を東京都内全域で整備し、この表示を使用するという。

 都内での自転車専用の道路には、道路交通法に基づく自転車道(2区間、約2キロ)や自転車専用通行帯(13区間、約9キロ)がある。しかし、道路幅の確保などが課題となり、広がっていない。

 新たな表示は、自転車に乗る人のイラストと、進行方向を示す3重の矢印を組みあわせたデザイン。自転車道などを整備する幅員がない道路を対象に、道路管理者の自治体と協力して道路左側に自転車の通行場所を約37センチ幅で青く塗り、この表示を白で描く。矢印方向に走行するよう促すものだが、逆走した場合でも交通切符(赤切符)の対象にはならない。しかし、警察官が見つけた場合は指導や警告をするという。

 28日の都公安委員会で承認されたことを受け、警視庁は今年度中にモデル地区として主要駅周辺の数カ所にこの表示を整備する予定。来年度以降、モデル地区での効果を検証しながら都内全域に広げていく。

続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます

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