総務省が28日発表した労働力調査によると、9月の完全失業率(季節調整値)は4.1%だった。東日本大震災が発生した3月以降、福島、岩手、宮城の3県分を除いて集計していたが、これらの県でも必要なデータ数が集められるようになり、震災後初めての全国集計となった。前月8月は被災3県を除いて集計していたため単純な比較はできないが、4.3%だった。
前月と同様、44都道府県分のデータで集計した9月の完全失業率(季節調整値)は4.1%で、8月より0.2ポイント下がり、2カ月連続で改善した。
完全失業者数は前月より16万人少ない254万人、就業者数は5973万人で、前月と比べて30万人増えた。
また、厚生労働省が同日発表した9月の有効求人倍率(同)は、前月より0.01ポイント高い0.67倍となり、4カ月連続で改善した。