「睡眠」は人間の基本。しかし忙しい毎日を送る人々のなかには、満足に睡眠がとれない環境にいる人も少なくはない。ハードな仕事環境で走り続けてきた高橋さんもそのひとりだ。大手IT企業で社内ベンチャーの立ち上げに参画して以来、さまざまな企業の立ち上げ、株式上場まで携わってきたなかで、精神的にも肉体的にも、ぎりぎりの状態で走り続けてきたという。「身体に不調を感じていても、決して仕事を休もうとは思わなかったんですよね。ある時期などは、朝点滴を打って、夜には海外へ出張するために飛行機に飛び乗っていた、なんてこともありました。きっと周囲の人たちからも、不健康な人だと思われていたはずです。（笑）」しかし、そのうち不眠に悩まされるようになり、次第に食欲もなくなり、だんだん身体のコントロールがきかなくなってきてしまったという。そんな時、ある会社の社長をしている友人からPURをすすめられた高橋さんは、薬で不眠をごまかす日々に終止符を打つことができたのだという。

「以前は、病院で睡眠薬や抗うつ剤などを処方してもらったのですが、結局根本的な症状の改善にはならず、忙しい毎日のなか、薬でごまかしながら生活する日々が続きました。そして遂に、身体を壊して、仕事をすることもままならない状態にまで症状が悪化しまいました。つらかったですね。そんな時、PURをすすめられて、はじめは半信半疑だったのですが、ベーシック3（コエンザイムＱ10、Ｌ-カルニチン、GABA）を飲み始めてみたのです。」すると驚くことに、しばらくすると薬を飲まなくても不眠が改善されてきたという。「夜眠れるようになったんですよね！ 体調も悪くないし、風邪もあまり引かなくなりましたね。最近は毎日ランニングをすることを心がけていたのですが、調子がいいから無理なく走れるな、ということも感じました。私の場合はもともとあまり健康意識が強くはなかったので、『効果を体感した』というよりも気がついたら身体の不調がなくなっていた、というのが率直な感想です。特にGABAを飲むとよく眠れるようになるので、もうPURは手放すことができなくなりましたね。」

高橋さんのPURの摂取の方法を聞いた。「夜寝る前にGABAを2粒。30分くらいすると緊張がほぐれてよく眠れます。そして朝目が覚めてから、ベーシック3を2粒ずつ飲むようにしていますよ。あとは、その時々の体調によって、今の自分に足りなさそうな栄養素のサプリメントを選んで飲んだりしています。私は、美味しいものを食べるのが大好きで、お酒もちょっと飲み過ぎてしまうところがあるのですが、PURは自分の体調にあわせて必要な栄養素をセレクトできるので、無駄なく、的確に体調コントロールができて便利です。」高橋さんはサプリと併せて毎日のランニングも継続しているという。やはり運動と栄養のバランスが健康のベースだ。

高橋さんは、薬に頼っていた過去を振り返ってこう話す。「眠れなくて睡眠薬ばかり飲んでいた頃のことを思うと、毎日の生活に対する姿勢も変わってきたなと思います。結局、薬は症状を押さえ込んでいるだけでその場しのぎにしかならないこと、不調を訴えている身体のサインを麻痺させているだけなんですよね。それに『薬を飲んでいる』ということ自体、自分自身に対してもどうしてもネガティブな気持ちになりやすかったりしますし。そういう意味で、サプリメントは『健康になろう！』というポジティブな姿勢を生み出すきっかけになっていて、生活のリズムやサイクルも前向きなものへと転換するきっかけになったといえるのではないかと思います。いろいろなことが起こる人生ですから、何でもポジティブ・スパイラルに持って行けることってとても大切ですよね。」

（text/miwa ogata, photo/toru hiraiwa）