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地方
旧広島市民球場跡地利用 松井市長、検討委に4点注文
2011.10.28 02:28
■文化発信や実現可能性、考慮を
旧広島市民球場(広島市中区)の跡地利用を話し合う検討委員会について、松井一実市長は27日、跡地周辺の施設も含めた幅広い視点や計画の実現可能性などを織り込んだ上で議論を進めるよう注文をつけた。委員会での議論を踏まえ、松井市長が活用方法を最終的に判断する。
同委員会での議論について、松井市長は「受け止めてもらいたい気持ちがある」とした上で、広島市だけにとどまらない広い視点▽周辺施設を含めた跡地活用▽平和文化都市にふさわしい文化発信拠点▽実現可能性を織り込んだ議論-の4点を考慮するよう求めた。
松井市長は「県全体や中四国地方の施設として、今後中核都市として伸びていく広い視野をもってほしい」としたほか、地下街や広島市中央公園などについて「球場跡地を囲む他の施設のあり方も含んで考える議論があってもいい」と述べた。
また「広島は国際平和文化都市をうたいながら平和だけで文化の発信力に欠けている」と指摘。文化の発信拠点をどうつくるか、他の未利用地とのバランスも考慮して整理するよう促した。
さらに、これらの議論は時間や予算面での実現可能性を考えて議論すべきだとの意向を示した。
市民ら22人でつくる同委員会は24日夜、初会合を開き、球場跡地活用について意見を交換した。同委員会は来年度末までに具体的な活用策を決定する。
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