東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 東京 > 10月27日の記事一覧 > 記事

ここから本文

【東京】

放射線量 地上測定0.04〜0.13マイクロシーベルト 都、奥多摩・檜原青梅など

 文部科学省の航空機サーベイランスで多摩地区の山間部で比較的に高い空間放射線量が測定されたことを受けて、都は二十六日、奥多摩町や檜原村、青梅市の一部など七十九カ所を地上から測定した結果を公表した。測定値は毎時〇・〇四〜〇・一三マイクロシーベルト(一マイクロはミリの千分の一)で、文科省の調査より低かった。

 文科省の航空機による調査では、奥多摩町の天目山付近で測定された同〇・七一マイクロシーベルトが最大。都の調査では、最大値は奥多摩町と檜原村の境界にある鞘口山(さやぐちやま)山頂で同〇・一三マイクロシーベルト。年間の放射線量(屋外に八時間滞在などの条件で試算)は〇・四二ミリシーベルトとなり、国際放射線防護委員会(ICRP)勧告の一般人被ばく限度一ミリシーベルトを下回った。

 都は学校や公園、観光施設、林道、山頂などで地上一メートルの放射線量を測定。落ち葉などの上は線量が高くなるため、アスファルトやコンクリート、土の上で測った。奥多摩町では九カ所で計測。天目山では測定せず、最も近い日向沢ノ峰山頂付近で毎時〇・一〇マイクロシーベルトを検出した。檜原村は三十五カ所を調べ、鞘口山山頂で同〇・一三マイクロシーベルトを検出。文科省調査で、檜原村で最大の同〇・四二マイクロシーベルトが算出された御前山山頂では同〇・一二マイクロシーベルトだった。

 

この記事を印刷する

PR情報





おすすめサイト

ads by adingo