スポーツ【ドラフト会議】原監督、目は充血したまま 菅野外した巨人、落胆隠せず2011.10.27 21:57

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【ドラフト会議】
原監督、目は充血したまま 菅野外した巨人、落胆隠せず

2011.10.27 21:57 野球
東海大・菅野智之の交渉権を獲得できなかった巨人・原辰徳監督は会見の時間になっても立ち上がれず、呆然とする=27日、東京・グランドプリンスホテル新高輪(撮影・吉澤良太)

東海大・菅野智之の交渉権を獲得できなかった巨人・原辰徳監督は会見の時間になっても立ち上がれず、呆然とする=27日、東京・グランドプリンスホテル新高輪(撮影・吉澤良太)

 27日に行われたプロ野球のドラフト会議で、巨人は単独指名を狙っていた東海大・菅野智之投手(22)を競合の末に外した。原辰徳監督のおいという血縁関係もあって単独指名が濃厚とみられていただけに、思惑が外れた球団には落胆が広がった。

 設定された会見時間の終了間際。12球団で最後に会見場へ現れた原監督は、明らかに落胆していた。顔は紅潮し、目は充血したまま。「くじを引く状況にはならないと信じていた。どう表現していいか分からないが、言えることは非常に残念だということです」と声を絞り出した。

 菅野に対する巨人の動きは迅速だった。球団では、「将来の巨人を担う逸材」(清武英利球団代表)と昨年12月、他球団に先駆けていち早く1位指名を公表。東海大OBで、菅野のチームメートの父親でもあるスカウトを担当に配置するなど準備も周到だった。アマチュア球界に影響力を持つ原貢・東海大系列校野球部総監督の孫という血縁関係もあり、昨年の沢村以上に他球団が指名を回避するとみられたが、思惑は外れた。

 菅野を外した巨人は外れ1位に身長193センチの大型左腕、松本竜也投手(英明)を指名。2位も高校生投手を指名するなど、即戦力ではなく将来性重視のドラフトとなったが、会場で指名を見守る原監督の表情は、終始険しかった。

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厳しい表情で会見する巨人・原辰徳監督=27日、東京都港区(撮影・斎藤浩一)
落胆した様子で引き揚げる巨人・原辰徳監督=27日、東京都港区(撮影・斎藤浩一)
1巡目指名後の会見を終えた巨人・原辰徳監督(中央)は落胆した様子をみせる=27日夕、東京・グランドプリンスホテル新高輪(撮影・吉澤良太)
東海大・菅野智之投手の交渉権を獲得できず厳しい表情を見せる巨人・原辰徳監督。手前右は笑顔の日本ハム・梨田昌孝監督=27日夕、東京都港区(撮影、斎藤浩一)
囲み取材で険しい表情の巨人・原辰徳監督=27日夕、東京・グランドプリンス新高輪(撮影・今野顕)
東海大・菅野智之の交渉権を逃し席へ戻る巨人・清武GM(右、後ろ姿)と浮かない表情の原監督=27日午後、東京・グランドプリンスホテル新高輪(撮影・川口良介)

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