NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

2・3号機取水口 濃度上回る

10月26日 23時4分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所周辺の海水の調査で、25日に2号機と3号機の取水口付近で採取された海水の放射性物質の濃度は、ともに前の日を上回りました。

福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで、東京電力が海水を採取し、放射性物質について調べています。このうち、25日、2号機の取水口付近の海水からは1cc当たりセシウム134が、国の基準の5.2倍の0.31ベクレル、セシウム137が4.1倍の0.37ベクレル検出されました。また3号機の取水口付近の海水からは、セシウム134が基準の7.3倍の0.44ベクレル、セシウム137が6倍の0.54ベクレル検出され、いずれの場所でも前の日を上回りました。また、沿岸と沖合の合わせて10か所で行われた調査では、5号機と6号機の放水口から北に30メートル付近など、4か所で放射性セシウムが検出されましたが、いずれも基準を大幅に下回っています。