外国人女性を対象に闇金業を営んでいたとして韓国籍の男ら4人が逮捕された事件で、千葉地検は26日、実質的経営者だった同国籍の会社役員、文公秀容疑者(39)=東京都板橋区徳丸6=と、従業員だった小野寺昌男容疑者(42)=東京都中野区大和町1=を貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(超高金利受領)の罪で千葉地裁に起訴した。
起訴状などによると、文、小野寺両被告は仲間2人と共謀するなどし、昨年1~6月、「渋谷リース」の名称で無登録で貸金業を営み、船橋市のフィリピン人女性ら計5人に現金65万円を貸し付け、今年4月までに法定上限年利(20%)を超える利息計約95万円を受け取ったとされる。
共犯として逮捕されたほかの男2人は、千葉区検が26日、文、小野寺両被告と同じ罪名で千葉簡裁に略式起訴した。【中西啓介】
毎日新聞 2011年10月27日 地方版