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東宝は26日、東京・帝国劇場における2012年の1年間の公演のうち7カ月をジャニーズ作品が占めることを明らかにした。この日都内で行われたKinKi Kidsの堂本光一(32)主演ミュージカル「Endless SHOCK」の製作発表で、作・構成・演出を務めるジャニー喜多川氏(80)が明かした。1人の演出家が同じ劇場で1年のうち7カ月も演出するのは異例。また、堂本は来年1月に博多座、2〜4月に帝劇と、史上初の4カ月連続公演に挑戦するとあり「新しいSHOCKが生まれると思う」と意気込んだ。
2011年は1月の「新春 滝沢革命」、2月3月の「Endless SHOCK」、9月の「DREAM BOYS」と4カ月だった帝劇のジャニーズミュージカルが来年は帝劇年間演目の半分以上を占める。
11月と12月に新作ミュージカルを上演することも明らかになった。タイトルや主演者は未定だが、ストーリーや構成などは完成。喜多川氏にとって09年の「滝沢革命」以来3年ぶりの新作となる。すでに来年1月には「滝沢革命」の再演が、2〜4月には「Endless SHOCK」が決定。秋にも既存舞台の1カ月公演を予定しており、11月12月の新作2カ月公演を合わせると帝劇の12カ月のうち7カ月が喜多川氏の作品になる。
その一翼を担うのがこの日発表された「Endless SHOCK」。12年目にして帝劇以外で初めて福岡・博多座で上演され、帝劇と合わせ史上初の4カ月連続公演となる。
堂本は今回、第2幕の改革を宣言。マイケル・ジャクソンの振付師、トラビス・ペイン氏に2幕の一部シーンの振り付けを依頼した。昨年7月に観劇していたペイン氏は快諾。11月にロサンゼルスでペイン氏から指導を受ける予定で、「すごいエネルギーのものになるんじゃないかと思う。どんなものが生まれるのか楽しみ」と気合十分だ。
博多座の芦塚日出美社長(71)から25キロの巨大明太子をプレゼントされ「博多のお客さんと空間を共有するのが楽しみ。思い切りやるだけ」と大興奮。さらに9月のソロ韓国コンサートで「SHOCKも韓国でやれるかもしれないなと思った」と海外公演への思いも明かしていた。
(デイリースポーツ提供)
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