赤いタコ、頭に鉢巻き‐。朝夕が冷え込むようになった26日、地平線に沈む太陽が海面とだるま状につながる現象が、明石市の大蔵海岸から見られた。
神戸海洋気象台によると、この「だるま太陽」は、海水と大気の温度差により光が屈折するために起きるという。日没場所が瀬戸内の島の間になったこの日は、海岸でカメラマンが待ち構えた。
明石付近では、観望できるのは2月ごろまで。同市の写真愛好家、大熊英明さん(71)は「色や形が同じ日は決してない。落ちる寸前の数十秒は心を奪われる」と話していた。(小林良多)
(2011/10/27 08:40)
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