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内部被ばく「生涯で100ミリSv未満」
内閣府の食品安全委員会は、食品による内部被ばくを「生涯で100ミリシーベルト未満にすべき」という評価書をまとめた。
福島第一原子力発電所の事故を受け、食品安全委員会はチェルノブイリ原発事故や広島の原爆についての研究成果や、一般から寄せられた約3000件の意見を検討した。その結果、食品による内部被ばくを、自然の放射線の影響を除いて「生涯でおおよそ100ミリシーベルト未満にすべき」という評価書をまとめた。
7月末に発表した「案」では、内部被ばくと外部被ばくを合わせて100ミリシーベルト未満とされていたが、現在は放射線量が増え続けている状況ではないことから、外部被ばくは考慮せず、「食品による内部被ばくのみで100ミリ未満」と修正した。
これを受け、厚労省は、食品に含まれる放射性物質の暫定規制値の見直し作業に入る。
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