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「男のためのファッション」という宿題。

最後に、1つ不満みたいなことを話して、今日の講義を終わります。
ブランドの歴史を紐解いてくると、基本的に男が作って女が着るということが、ずっと続いているわけです。今日も教室の中を見てみたら、若干名を除いてほとんど女の人たちです。
日常的に男の洋服を男が自分で作る、というのはほとんどない。よほどのお金持ちでなければ、男はオートクチュールどころか、アオキや青山という感じになってしまうわけです(笑)。
男性はある意味でラクなんですよね。そういう面はある。結婚式に行けば分かると思いますが、新郎新婦以外の女性のお客さんはものすごく華やかなもの着てくるわけでしょ。でも、男の人や、お父さんたちが結婚式に行くときは、みんな黒いスーツで、中に白いネクタイを締めればいいとなっている。これはラクだけれど、つまらないよね。


男性のサラリーマン社会では、とにかくネクタイをしてワイシャツ着て、ズボンはいてくればとりあえずOK。いま、国会議員、閣僚の中で3つボタンのスーツを着ているのは、石原都知事の息子さんくらいでしょ。ほかの閣僚は全部2つボタン。よくテレビ見ててごらん。ぱっと腕が挙がった時に、カフスボタンしてるのは衆議院議員で、してない人は参議員だから(笑)。まあとにかく、そんな程度しか、男のおしゃれってないんですね。
寂しいでしょ、文化として。


日本では男性たちはみんなと同じように、銀行マンは銀行マンらしく、公務員は公務員らしくとなってしまっています。そんな中で、男性のためのファッションを作るということを考えてくれる人が、もうちょっと出てきてくれたらいいなぁと思っています。
それでは時間がきましたので、第1回目は終ります。次回は、1カ月後でしたっけ。また、お会いしましょう(拍手)。

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