夕刊紙「日刊ゲンダイ」に違法風俗店の広告を掲載する手助けをしたとして、警視庁保安課は27日、広告代理業「キューズエージェンシー」社長、奥田昌利容疑者(40)=埼玉県草加市北谷3=を風営法違反(禁止地域内営業)ほう助容疑で逮捕したと発表した。同課は日刊ゲンダイが違法性を認識していた可能性があるとして、同日午前から、発行元の「日刊現代」本社(東京都中央区)など3カ所を同法違反(無届け業者の広告宣伝の禁止)容疑で家宅捜索した。
逮捕容疑は8~9月、禁止地域で営業していた足立区千住旭町4の個室マッサージ店「エンジェルベイビー」の広告を日刊ゲンダイに掲載させたとしている。奥田容疑者は容疑を認めているという。
保安課によると、奥田容疑者が広告を仲介していた新聞は日刊ゲンダイのみで、少なくとも違法風俗店7店舗の広告の掲載を仲介したという。同課は日刊ゲンダイの広告担当者らから、掲載前に店舗が風俗営業の届け出をしているかを確認したか事情を聴く方針。
日刊現代総務部は「現在捜査中のためコメントできない」としている。
警視庁は6月、マスコミ各社など約160社が加盟する「インターネット広告推進協議会」などにネット広告の掲載依頼があった場合は届け出の有無を確認するよう要請している。【伊澤拓也】
毎日新聞 2011年10月27日 12時48分(最終更新 10月27日 12時59分)