自民党の谷垣総裁と公明党の山口代表が、26日夜、会談し、TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、国民的議論がないなかで、交渉への参加を表明するのは拙速だとして、国会審議を通じて問題点を追及していくことを確認しました。
会談には、自民・公明両党の幹事長らも出席し、この中では、震災復興には引き続き協力する必要があるとして、震災復興を柱とした今年度の第3次補正予算案の早期成立に協力していくことで一致しました。一方で、第3次補正予算案が成立すれば、震災復興に一定のめどがつくとして、来年の通常国会では、衆議院の解散・総選挙を速やかに行うよう両党が一致して政権への対決姿勢を強めていく方針を確認しました。そして、TPP=環太平洋パートナーシップ協定について、政府・民主党が、国民的議論や情報開示がないなかで、来月前半に開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議までに交渉への参加を表明するのは拙速だとして、国会審議を通じて問題点を追及していくことを確認しました。