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J Cell Physiol. 2007 Jul;212(1):137-47.
Overexpression HERG K(+) channel gene mediates cell-growth signals on
activation of oncoproteins SP1 and NF-kappaB and inactivation of tumor
suppressor Nkx3.1.
Lin H, Xiao J, Luo X, Wang H, Gao H, Yang B, Wang Z.
Source
Research Center, Montreal Heart Institute.
Pharmacol. 2006 Nov;70(5):1621-9.
A single decoy oligodeoxynucleotides targeting multiple oncoproteins
produces strong anticancer effects.
Gao H, Xiao J, Sun Q, Lin H, Bai Y, Yang L, Yang B, Wang H, Wang Z.
Source
Research Center, Montreal Heart Institute
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J Biol Chem 2007;282:12363
MicroRNA miR-133 represses HERG K+ channel expression
contributing to QT prolongation in diabetic hearts.Xiao J, Luo X, Lin H, Zhang Y, Lu Y, Wang N, Zhang Y,
Yang B, Wang Z.
Source
Research Center, Montreal Heart Institute
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カナダのモントリオール大学で、中国人学者の王志国氏が責任者を務めていた心臓病研究室が8月末までに閉鎖された。王氏が発表した論文中に偽造した個所が見つかったためという。王氏は、海外で成功した「中国人の頭脳」を本国の発展に役立てるための「1000人計画」の対象に選ばれ、ハルビン医科大学薬学院の心臓血管薬物研究所(黒龍江省)の所長も務めていた。中国新聞社が報じた。
モントリオール大学が7月、王氏がこれまでに発表した論文を調査したところ、偽造が明らかになった。論文で使った写真が合成されたものだったという。
王氏は、写真の合成は認めたが「論文の結論その他の部分は正確で間違いがない。実験結果は重視すべきだ」と述べた。
モントリオール大学は、王氏の研究者としての身分と権利を抹消し、その他の論文も取り消すよう同氏に要求した。王氏がカナダ連邦政府から受け取っていた研究費も凍結され、同予算の取得資格を永久剥奪された。
王氏は2010年、「海外の高レベルの人材を招聘する」目的の国家「1000人計画」の1人に選ばれ、ハルビン医科大学薬学院・心臓血管薬物研究所所長に就任した。中央政府は王氏に奨励金100万元(約1200万日本円)を支給し、それとは別の黒龍江省も50万元を支給した。
王氏は2010年時点で、国際的な専門誌に論文100点以上を掲載し、研究プロジェクト20件あまりで資金面などの奨励を受けていたという。
以上は、いくつかのメディア記事をもとに、発信されたものと思われますが、大筋では、正しく報道されているようです。論文撤回Watchでは、研究不正の具体例を示していきます。
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獨協医大代謝内分泌内科の研究グループからの論文3本
が一気に撤回されました。
雑誌Cardiovasc Res 最新号に撤回のアナウンスがなされました。
3本の撤回論文は、
Department of Endocrinology and Metabolism, Dokkyo University School of Medicine
Department of Endocrinology and Metabolism, Dokkyo University School of Medicine
Department of Endocrinology and Metabolism, Dokkyo University School of Medicine
3本とも原論文は無料で読めます。
3本とも撤回は雑誌社によりなされました。すなわち、著者らの要求による撤回ではないと、解釈できます。
明らかにデタラメ、インチキな論文は、著者の同意がなかっても雑誌社は撤回できるのです。
また詳しい解説は、Dr次元さまのサイトで読めます。
2009年論文の解説はこちら
2004年論文の解説はこちら
2002年論文の解説はこちら
これで獨協医大代謝内分泌からの一連の撤回論文は
合計7本となりました。
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ネイチャーメディシンに掲載された
論文に訂正の記事がでました。
Department of Cell Differentiation, The Sakaguchi Laboratory of Developmental Biology, Keio University School of Medicine
In the version of this article initially published, two micrographs in Figure 2c, corresponding to the conditions BSO(−) Lineage− and BSO(+) Lineage−, were incorrect. These micrographs have been replaced with the correct micrographs in the HTML and PDF versions of the article.
下に示した図2のうち2つの写真が誤りであり、正しい写真に差し替えたとのことです。
そして差し替えられた正しい写真が以下です。黄色で囲んだ二つの写真がどうやら正しい写真のようです。
それでは、最初の写真のどこに誤りがあったのでしょうか?
下に示したように、赤で囲んだ2つの写真が同一のもののように見えます。
さらに、青で囲んだものは、同論文中の図4の写真に大変似ています。
ただし青で囲んだ二つの写真は似ていますが、微妙に違います。
図4では、なぜだか細胞が8つほど増えています。
最初に掲載された論文中の誤った図はすでに新しい図に差し替えられており、
ネイチャーのサイトからでは、誤った図はもう閲覧できません。
しかし、ここ から閲覧できます。証拠は押さえられていたのです。
論文が掲載されたのが2006年、
訂正の記事は2010年にでました。
いったい誰が、これらの誤りに気づいたのでしょうか?
ところで、
誤りが故意によるものと思われる方
は
こちら ↓
誤りが単なる不注意によるものと思われる方
は
こちら ↓
をクリックお願いします。
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加藤茶さんの奥さんの2つの写真を
見比べて
と題して
紹介しました。
今回は
その答えの発表です。
答えは
左の写真が本物です。顔が少し大きすぎて不自然なので、これが偽物と思われた方も?
それでは、
なぜ、右の写真が偽物かを検証します。
赤で囲んだ二つの箇所に偽物の根拠があります。
右上のめがねの部分で、背景の横線が消えています。
さらに
左の影の部分。縮小した影と元の影がふたつ
並んで見えます。
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昨日
海洋深層水に関する論文の問題を指摘しましたが、
実は、この論文、掲載される前から新聞発表されていたのを知りました。
読売新聞で2011年2月23日に報道されていました。
記事のうち、
「米科学学会誌」というのは
雑誌Translational Research
のことを指しています。
ネイチャーやサイエンスなどの超一流誌ではない雑誌に掲載される場合、
雑誌名は具体的に示さないのですね。
「雑誌Translational Research に掲載される」
と報道してもインパクトがないですから。
「掲載される」とありますから、新聞報道の時点では、まだ掲載されていなかったのです。
この論文の掲載許可がおりたのが、2月16日、オンラインで発表されたのが3月15日です。
プレスリリースの時期については、掲載される雑誌社が独自に規定を設けています。
ちなみに
名古屋市立大学の
研究不正問題が新聞報道されたのは3月3日でした。
下の二つの新聞記事を読み比べてみて下さい。
名古屋市立大大学院医学研究科の岡嶋研二教授(57)と原田直明准教授(43)らのグループが、海洋深層水を飲むと、認知症やうつ症状の改善に効果があるとする研究結果をまとめた。研究論文は米科学学会誌に掲載される。
海洋深層水にはミネラルが豊富に含まれているが、岡嶋教授らのグループは、ミネラルの影響を取り除くため、海洋深層水を蒸留し、水分子のみの蒸留海洋深層水を用意。その海洋深層水を与えたマウスと、普通の水を与えたマウスを、水から避難できる台を1か所設けた水槽(直径1メートル50)で1日1回泳がせ、台へ避難するまでにかかった時間を計った。
すると、海洋深層水を与えたマウスは3日目には16秒で台に避難し、普通の水を与えたマウスより3倍速かった。
岡嶋教授は、「蒸留海洋深層水を飲んだマウスは、学習能力が明らかに高まった」としている。
また、マウスの知覚神経を培養し、その海洋深層水を加える実験をしたところ、記憶や学習機能をつかさどる脳の海馬を刺激するたんぱく質の放出量が増加。その結果、海馬では、血管や神経を再生させるたんぱく質「IGF―1」が増えたという。
岡嶋教授は、「海洋深層水は、海馬の機能改善に効果があることがわかった。認知症やうつ症状の予防や改善に役立つ」と話し、「海洋深層水を飲むと、海馬だけでなく全身のIGF―1も増加する。育毛や美肌効果も期待できる」としている。(2011年02月23日 読売新聞)
発毛や育毛の研究で知られる名古屋市立大大学院の教授らが発表した17の論文で、画像データを不正流用したり、パソコンで加工した画像を使ったりした疑いがあるとして、市立大が調査を始めたことが3日、大学関係者への取材で分かった。
不正が指摘されているのは大学院医学研究科の男性教授(57)と、同じ研究室の准教授(43)ら。共同通信の取材に、教授は「大学側の調査結果を待ちたい。今はコメントできない」と、不正行為の有無について明言を避けている。
大学関係者によると、教授らは1997~2011年、学術誌に発表したアミノ酸などに関する論文で、顕微鏡で撮影した細胞の写真について、大きさを変えたり、中心をずらすなどして複数の論文に不正に流用していたとみられる。
幾つかの画像には、パソコンで加工した形跡があるほか、別の研究者が発表した論文から盗用した疑いがあるものも含まれていた。こうした不正の疑いは28カ所あった。
教授はトウガラシやワサビの成分が持つ育毛効果などを研究。05年まで熊本大医学部に所属していた。熊本大は名古屋市立大から照会があれば、協力したいとしている。
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雑誌 J Pharmacol Exp Ther の最新号に訂正の記事がでました。
図8のAからLの12枚の顕微鏡写真のうちFが誤っていたとのことで、正しい図に差し替えられたそうです。
もとの誤った写真はオンラインではもう見ることはできません。
何がどう誤っていたかは、今回は取り上げません。
注目して頂きたいのは上のD, E, G, H の4枚の写真です。
下に示しますのは、ごく最近、名古屋市立大学の同じグループより発表された別の論文中 (海洋深層水に関する)の図の一部です。
大変よく似ていますね。
どちらかは、学会練習用の別の実験の写真を誤って掲載されたものでしょうか?
雑誌 J Pharmacol Exp Ther の方は訂正記事がでたところなので、
また訂正を繰り返すのは、つらいところです。
海洋深層水 論文の方に訂正記事がでるのでしょうか?
ちなみに雑誌 J Pharmacol Exp Ther
の図8については、以前に論文撤回Watch
にて、別の観点で取り上げました。
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