民主代表選:5候補共同会見 増税容認は野田氏のみ

2011年8月27日 21時37分 更新:8月27日 21時47分

民主党代表選共同記者会見で発言する(左から)前原誠司、馬淵澄夫、海江田万里、野田佳彦、鹿野道彦の各氏=東京都千代田区の日本記者クラブで2011年8月27日午後2時51分、竹内幹撮影
民主党代表選共同記者会見で発言する(左から)前原誠司、馬淵澄夫、海江田万里、野田佳彦、鹿野道彦の各氏=東京都千代田区の日本記者クラブで2011年8月27日午後2時51分、竹内幹撮影

 民主党代表選に立候補した前原誠司前外相、海江田万里経済産業相ら5人が27日、日本記者クラブで共同記者会見した。東日本大震災の復興財源に関し、野田佳彦財務相が「歳出削減などをしたうえで、時限的な税制措置をとらざるをえない」として条件付きで増税を容認したが、他候補は当面の増税に否定的な考えを示した。

 前原氏は「機械的に増税を考えるとデフレを深刻化させ、円高対策に逆行する」と指摘。海江田氏と馬淵澄夫前国土交通相、鹿野道彦農相は償還期間60年の建設国債で賄うべきだとした。

 自民、公明両党との大連立については、前原氏が「代表になったら大連立の呼びかけをする」と明言、海江田氏は「大連立には反対」との立場を鮮明にした。野田氏は大連立を目指す考えを示していたが、「一つ一つの問題を与野党が向き合って協議して進めていくことが大前提だ」と述べ、政策ごとの部分連合重視に転換した。自公両党が大連立に慎重なことを考慮したとみられる。馬淵氏は「大連立ありきではない」、鹿野氏は野党と協力体制について話し合うとした。【須藤孝】

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