NHK栃木県のニュース　宇都宮放送局

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足利市が職員を処分

足利市は、平成１０年に終了した土地区画整理事業をめぐり市の担当者が地権者に無断で預金口座を作って移転補償金を振り込むなど不適正な会計処理を行っていたとして６人を処分したと発表しました。
この問題は平成１０年に終了した毛野南部第２土地区画整理事業をめぐって当時の市の担当者が、移転を拒んでいる地権者に無断で本人名義の預金口座を作り移転補償金、１１４５万円余りを振り込んでいたもので、これまでの市の調査で担当者らが期限内に事業が終了したように装うために行ったことがわかっています。
無断で作られた預金通帳は担当課で代々引き継がれ、公金の流用などは無かったということです。
また、これとは別に事業終了後にこの土地を所有するはずだった別の男性に対して、およそ１５０万円を不適正に支出して補償にあてていたこともわかっていて、足利市では２４日、当時の担当課の課長と主任の２人を停職６か月と４か月の処分としたほか、部下４人を減給や戒告の処分にしたと発表しました。
足利市の大豆生田実市長は「当時の幹部職員はほとんど退職しており、彼らの指示で不適正な行為を行った職員の処分にとどまったことは大変遺憾だ。今後は、再発防止に向け法令遵守の徹底をはかり、市民の信頼回復につとめたい」とコメントしています。

10月26日　09時18分

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