NHK宮崎県のニュース　宮崎放送局

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宮大元職員 研究費を私物化

宮崎大学医学部の４０代の女の元非常勤職員が、ノートパソコンなど金額にして総額およそ３３０万円相当を研究費で勝手に購入し私物化していたとして、大学はこの元非常勤職員に損害賠償を求める訴えを起こしました。
これは宮崎大学が、２６日記者会見を開いて明らかにしたものです。それによりますと、訴えを起こされたのは、宮崎大学医学部の研究室でことし３月まで事務を担当していた４０代の女の元非常勤職員です。
この元非常勤職員は、去年３月までの３年あまりにわたって、ノートパソコンや文房具などあわせて２２４件、金額にして総額３３４万円相当を研究費で勝手に購入し私物化していたということです。大学では、会計検査院の検査を前に、ことし１月、部内で調査したところ、所在のわからないノートパソコンなどがあったため元非常勤職員に事情を聴いたところ、自宅で使用するなど私物化していたことを認めたということです。
このため大学は、今月５日、宮崎地方裁判所に対して、元非常勤職員に損害賠償を求める訴えを起こすとともに、現在、横領や詐欺の疑いで刑事告訴することも検討しているということです。
会見で宮崎大学の松ヶ迫和峰理事は、「誠に遺憾です。大学をあげて再発防止に取り組み信頼回復に努めます」と陳謝しました。

10月26日　18時38分

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