爽子(さわこ)(多部未華子)は、心から人の役に立ちたいと願って毎日一生懸命生きている女の子。見た目が暗いだけで「貞子」と呼ばれて、“霊が呼べる”“目が合うと呪われる”などとウワサされ、同級生から恐れられて生きてきた。そんな爽子は4月、高校の入学式で風早(かぜはや)(三浦春馬)という超爽やかな男の子と出会い、クラスメイトになった。
高校に進学しても、やっぱり同級生とは仲良くなれない爽子。反対に誰とでも分け隔てなく明るく接する風早は、学年の人気者だ。そんな風早に今まで抱いたことのない気持ちを感じ始める爽子。一方風早も、人の嫌がることを率先してやっている爽子に興味を持ち、いつの間にか彼女のひたむきさに惹かれていくように。
夏休み前、風早の企画でクラスの肝試し大会が開催されることに。クラスメイトの千鶴(蓮佛美沙子)とあやね(夏菜)からお化けをやったらいいと冗談半分で勧められた爽子は、喜んでお化けとして参加。その一件から爽子は千鶴とあやねと仲良くなり、迎えた二学期。恒例の席替えで、クラス内に爽子を敬遠する空気が流れるのを敏感に察知した風早が、率先して爽子の隣の席に移動。千鶴とあやね、千鶴の幼馴染みで風早の親友の龍(青山ハル)も周りの席に集まり、爽子の周囲が少しずつ賑やかになっていく。また、風早に思いを寄せる美少女・くるみ(桐谷美玲)からも友達になりたいと言われて喜ぶ爽子。
そんな中、千鶴とあやね、爽子にまつわるヘンな噂が広まり始める。自分といたら千鶴とあやねに迷惑がかかるかもしれない…と2人と距離を置こうと決意する爽子。そんな爽子の様子に傷つく千鶴とあやね。3人の間にギクシャクした空気が流れる中、ある事件が起きて…。お互いの本当の気持ちを確認し合った爽子と千鶴、あやねの3人。教室の中で会話するだけでなく、放課後に一緒に遊んだりできる初めての友達の存在に、爽子はトキめくのだった。
10月。体育祭の季節がやってきた。不器用ながらもクラスのためにサッカーの猛練習を重ねる爽子。そんな爽子の姿を、風早は優しい目で見守り続けていた。風早が爽子に惹かれていることに気付き、先手を打とうと爽子に向かって風早を好きだと打ち明けるくるみ。「好き」という気持ちがピンと来ない爽子は、くるみに助言されて龍と話してみることに。龍と話をしているうちに、自分の中の“特別な存在”に気付かされる爽子。そこに爽子が龍を好きだと誤解した風早がやってきて、爽子をさらっていった! その話を龍から聞かされたあやねは、自分たちの黒い噂を流したのがくるみの仕業だと直感。あやねに問い詰められ、くるみは自分の心の闇を暴露するが、爽子はそれでも自分と同様に風早が好きなくるみを守ろうとするのだった。体育祭も終わり、くるみは玉砕覚悟で風早に告白。くるみの気持ちを受け止めた風早は、「他に好きな子がいる」と正直に告げる。
次第に秋も深まり、街がクリスマスとお正月に向けてソワソワし始める季節。大学生の恋人がいるあやねと、片思いの相手と過ごす年末を夢見る千鶴も、年末に向けた計画を立て始める。爽子と風早もお互いに対する思いを深めて行く中、爽子がバス通学になったりしたこともあって少しずつすれ違い始める2人。爽子の気持ちを確かめられないまま、風早はクリスマスイブを一緒に過ごしてほしいと爽子を誘うのだが…。
お互いを好きだと思っているだけでは、進展しない恋。あやねと千鶴の恋もそれぞれに動き始める。爽子の初めての恋は、風早の一途な思いは、お互いの心に「届く」のだろうか?