公明党の井上義久幹事長は26日午前、東京都内で開かれた環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の反対派集会に出席し「賛同することは、国是を変えることになる。断じて認めるわけにはいかない」と述べ、交渉参加への反対を表明した。
井上氏は席上、反対派の署名が1000万人以上集まり、国会議員も356人が署名していることを紹介した上で「事実は極めて重い。これを無視して交渉参加を決断するようなことがあれば、首相として認めることはできない」と述べ、野田佳彦首相が交渉参加を表明した場合、政権に対し厳しい態度で臨む考えを強調した。【岡崎大輔】
毎日新聞 2011年10月26日 12時04分